カラダを売りにして逆襲を図る少女 4
「先輩も結構ノリノリだったし、イイ感じのが仕上がると思うよ」
「楽しみ!」
トントン拍子で話は進んでいき凛の心は弾む。
「真帆ちゃん、水着になるのって大丈夫?」
「ちょっと恥ずかしいけど、みんな一緒なんだよね?それなら大丈夫」
素材は百合同様素晴らしいから、きっと反響は大きいはず、と凛は思った。
放課後に穂奈美と会って話だけでもしてみたいと考え、凛は百合と真帆を連れ2年の教室を訪ねる。
しかし姿がなかったので真帆が近くにいた顔なじみの先輩に尋ねると音楽室に行ったという。
それをもとに3人は音楽室へ。
「放課後の音楽室って人いないよね」
「一人で何かの練習とかしてるのかも」
凛が扉をあけようとしたその時。
「ふふっ…オチ〇チン元気になってきたよ…早くほしいな…」
中から甘い女の声。
「えっ?先輩…?」
凛の手が止まる。
扉の向こうからは優しく甘い女の声と、不思議な感じの水音のような物音、それに少年のものと思われる吐息がかすかに聞こえていた。
「な、何やってるんだろ」
「真帆ちゃん、さっきの声って」
「うん…穂奈美先輩だと思う…」