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カラダを売りにして逆襲を図る少女
官能リレー小説 - アイドル/芸能人

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カラダを売りにして逆襲を図る少女 1

平岸凛はかつて天才子役として名を馳せ、ドラマやバラエティに引っ張りだこの売れっ子だった。
しかしその人気は長続きはせず、年齢を重ねるとライバルに押され負け、演技もキャラも壁にぶち当たり、学業との両立もうまくいかなくなり、次第に限界を感じるようになった。

「私は普通の女の子には戻りたくない」

そう常日頃から思っていた彼女だが、何とかもう一度日の目を浴びたいと思い一度芸能活動を休業する選択をした。

世間は平岸凛という存在を忘れ彼女は「消えた天才少女」と呼ばれて久しい存在となった。


何もかも伸び悩み迷走していた平岸凛。それに反して彼女の身体はスクスクと成長を続けていた。
中学卒業の頃にはバストが90cmをオーバーし、街を歩いていた時にはグラビアアイドルにとスカウトされたこともあった。その時は拒否していたが、彼女はあるときハッと思いつく。


「この身体を使えば、売れるのかしら」

身長164cm、バスト98cm。Hカップという巨乳。

「何事もやってみるしかないよね!」

そう思った彼女。
まずは動画サイトで様々なチャレンジをする動画をアップし、復活の足掛かりとして第一歩を踏み出した。

「平岸凛ですっ。水着でお料理しちゃいますよー♪」


『セクシークッキング』と銘打たれたこの動画シリーズは瞬く間にバズった。

『料理に目が行かない』
『おっぱいすげえ』
『平岸凛まだやってたんだ…すげえいい女になってるし』

コメント欄には好意的な言葉が並んだ。

「すごいな…やっぱりカラダの効果ってあるのかしら」

しかし、コメント欄には好意的な書き込みだけではない。
『平岸凛も落ちたものだな』とか『脱げばいいってもんじゃないぞ』などの否定的な言葉も並ぶ。
そして凛が他のネットでの反応を見て見ると、『そのうちAVだな』とか言う書き込みがかなり多かった。
動画コメント欄のような肯定的な書き込みは少なく、いずれ再生数稼ぎにより過激になって最後は脱ぐしかなくなる。
そしてAVぐらいしか需要が無くなると散々なものだった。

つまり、身体を使ってアピールすると言う事はこう言われるリスクを背負うと言う事なのだ。
何でもしないと生き残れない厳しい業界なのは凛も身をもって知っている。
そして何でもした結果、地下アイドルやらAVやらに行ってまでこの業界にしがみつこうとしている子も沢山いるのも知っている。
ネットで言われる事も一理あって、殆どの人は平岸凛の復活と言うより、転落だと捉えているのが現状なんだろう。

思った以上に険しい道だが、凛は地下アイドルもAVもやる気は無いのだ。


「厳しいのは百も承知でやってるんだから、否定的なコメントを見たってめげたりはしないわ」
凛は沢山のコメントが寄せられたページのウィンドウを閉じてため息をついた。

「さて、ちょっと鍛えてこようかな…っと」
凛はカバンに物を詰め込み外出する。
向かった先は自身が通うお嬢様学園として有名な私立校。特別施設棟には生徒が自由に使えるトレーニングジムもあるのだ。

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