声のお仕事なんですが。 10
白目を向き、そのまま床に崩れ落ちていく結華ちゃん…
その姿を見て、凜子は少し安堵する…
このまま一人置いてきぼりじゃ立つ瀬がないものね…
ヌルッと結華ちゃんの膣から抜け出てくる信行さんの硬直…
結華ちゃんの愛液で濡れてはいるものの、まだイッてはいなかった…
ボディは成熟しきっていても小柄な結華ちゃんにはキツかったかもしれない。
その点私は…胸に自信はないけどこの大きいのをいっぱいに感じられそうだ。
「信行さん、いいですか?」
「悪いね…一緒にイケたらよかったのに…」
「そんなことないです。彼女は彼女でとても幸せそうですよ」
「それならよかった…やっぱり…いくら結華ちゃんが大人びて見えるからといって、息子と同じ歳の子を抱くのには抵抗があったよ…」
だからイケなかったのね…それに未成年の子とでは、犯罪といったら犯罪だものね…
気持ちよさそうに気を失っている結華ちゃんには、このことは黙っていてあげよう…
信行さんの大きく力強く、それでいて優しくて暖かい手が私の身体をギュッと抱きしめてくれる。
顔も近づき唇が触れる。
キスなんていつ以来?久しぶりだよね。
この仕事を初めてからはホントに日照り状態の干物女だった私、人を好きになることも忘れていたかもしれない。
「凛子さん…なんだかあなたは、出会った頃の嫁に似てる気がするんですよ…」
「曜子さんにですか?…、そんな…おこがましいですよ…、曜子さんは見るからに上品な奥様って感じで、自分とは似ても似つかないですって…」
「いや別に見た目を言っている訳じゃないんだよ…ただ昔の彼女も凜子さんみたいな雰囲気があったんだ…」