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弱小事務所の憂鬱!?
官能リレー小説 - アイドル/芸能人

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弱小事務所の憂鬱!? 15

「はぁ…」
シャワーの水音が出始めた。
もうこれで私の出る幕はあるまい。
…まさか愛美も風呂場でバタンキュウしてしまうこともなかろう。

ふぅ、とため息をついてその場を立ち去ろうとした、そのとき
「…あん」
中から愛美の声が。
何事か?と思って立ち止まる。

…すると、シャワーの水音とは明らかに違う音が聞こえてくるような。
「はぁ、あ…んっっ」
愛美の甘く切ない吐息が反響する。

シャワーの水が流れ、床に打ち付ける音、それ以外にも何か、ピチャ、クチュという音が。
「んんっ、あぁん、はぁ…」
熱を帯びた愛美の吐息。
…人の家の風呂で何をやっているのですか。

…エロゲにおいても自慰シーンは当然存在する。
いや、それがどうしたと言われたらそこまでだが。

「あんっ、んんっ」
愛美の行為は終わりそうにない。
ここに立ち尽くしていると私の股間が大変なことに…一刻も早く立ち去らねば…

「んっ、あ…あんっ…晋也ぁ…」

立ち去ろうと思ったその足が止まる。
「晋也…晋也ぁ…あぁ、あぁん…」

なぜ私の名を呼ぶ?
その声を聞いて、私の股間はもう、はっきりと反応してしまっていた。

「んんっ、あはぁ、あぁあ」
熱を帯びた声と卑猥な音を奏でる水音は止まらない。
「あぁあ、あぁ…んんっーっ!!」

ひときわ大きな声が響いた後、ドタン、ドスンという大きな音がして、思わず驚く。

「おい、大丈夫か?愛美!」
「あぁ…晋也ぁ…」
力のない声が聞こえてきた。
…自らを弄っているうちに絶頂に達し、浴室の壁にぶつかってそのままへたり込んだ、と思われる。

「晋也も、一緒に、お風呂、はいろ?」
「私はもう済ませたぞ」
「もう…」

不満そうに漏らす愛美の声。

「お前も上せないうちに出て来いよ」
「上せたっていうか…ね」
それとは違う意味で疲れてるってことか?
私にはわかるぞ…一部始終を聞いてしまったからな。

「…お前がどうしてもと言うなら…早く出てきて、寝室に来い」

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