私達ビキニヒロイン!! 2
「…こんな場所もあるのねぇ」
浜辺から少し離れたところを歩くのは5人の中で最年長の女子大生グラドル、安藤伊織。
青のビキニに包まれた身体はスラリとしたモデル体型で、それでいて胸とお尻は肉付きがよく、理想の体つきだ。
伊織が歩を進める先には、廃墟が数件見える。
この島は戦時中に軍の基地だったこともあり、それを示すようなものが幾つもあるのだ。
「あら、これは大砲の土台よね?
こっちは倉庫だったのかしら?」
伊織は廃墟を散策し、時折その場にある物を使い、グラビア用のポーズを決め、カメラへのアピールを欠かさず行動していた。
気の向くまま歩いていた伊織は、見晴らしの良い高台に作られた、高射砲台跡地へと訪れた。
砲その物は既に撤去されており、あとに残る物はその土台と、先程撮影を行ったビーチが見下ろせる、絶景だけだった。
「わぁ、いい眺めじゃない。 海も空も青くて綺麗……。」
伊織はその絶景に見とれて、うっとりとしていた。
ビーチの辺りには、黄色とピンクのビキニの少女の姿も見えた。
「愛李ちゃんとひな子ちゃんね。2人はホントに仲が良いわね」
…愛李とひな子はともに中学生。
しかし、もちろん彼女たちに対しても制作サイドは容赦ない。
…そして、絶景に見入る伊織の後ろには…
2人の男が忍び寄っていた。
「伊織さん!」
「えっ!?」
1人の男が伊織の胸を、後ろから鷲掴みにする。
突然の事に思考が一時停止する伊織、その隙を突きもう1人の男は唇を奪う。
「ん〜♪」
「んんっ!!」
伊織の口内が男により蹂躙された。
「ん、んー、んんっ!」
首を振り、身を捩らせ抵抗する伊織だが、後ろで胸を揉んでいる男にがっちりと押さえつけられ為す術もない。
男は伊織の唇をこじ開け、強引に舌を絡めてくる。
「んんっ!んっ!んーんー!」
苦しい声を上げる伊織。