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グラドルハンター  Z
官能リレー小説 - アイドル/芸能人

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グラドルハンター  Z 129



「有城宮君!」
校舎に向かって歩いていた佳乃が、呼び止められて振り向くと、面識のある講師が立っていた。
「アッ……おはようございます」
佳乃は礼儀正しく挨拶し、深々と頭を垂れた。
「授業のカリキュラムのことで、少し聞きたいことがあるんだ。ちょっといいかい?」
「え……はい……」
戸惑い気味の佳乃を用意した車に乗せ、講師が走り出す。もちろんコイツは、俺が洗脳した手下の1人だ。
プリンセスは希望に溢れた大学生活からは想像もつかない、陵辱肉地獄へと続く道を……。



「ここは……?」
広大なキャンバスの敷地の中で、かなり僻地と呼んでも差し支えない場所にある建物に、佳乃は案内され辿り着いた。
「どうもどうも、申し訳ありません。こんな辺鄙な所に御呼び立てして!」
スーツを着込んだYが、メタボ腹を揺すって恐縮し、佳乃を部屋に案内して招き入れた。
装飾も何もない、ソファーとテーブルだけが置かれた無機質な部屋に、Yと同様スーツ姿の俺とXが並んでソファーに座っていた。
「どうぞお掛けになって」
「は、はい……失礼します」
俺に促され、佳乃はテーブルを挟んだ対面のソファーに腰掛けた。


「あの〜、お話とは?」
訝しげに訊ねる佳乃に、俺は切り出す。
「うん、君にね、いくつか確認したいことがあってね済まないが正直に答えて欲しい。いいかな?」
真剣な面持ちで俺が迫ると、佳乃は気圧されたように了承した。
「は、はい……わかりました」
「よろしい、まず海外留学について具体的な時期を考えているかね?」
「留学は是非したいと思ってますが、具体的な時期までは……まだ」
「うむ、そうか、では場所についてもまだ考慮段階ではないのかな?」
「んんっ……そうですね」
そう云って少し困る顔も、キュートな魅力に溢れ、俺達のような海千山千の中年男さえ胸キュンにさせた。
「それじゃ外国人男性についてはどう思うかね?」
「外国人男性?それは、どういう意味でしょう?」
戸惑う佳乃に、俺は続けて訊ねる。
「向こうの男性は文化的にもスキンシップが旺盛だからね。有城宮家のご令嬢を、そういう所へ留学させて問題になるとね」
俺の心配顔を見て、涼やかに笑いながら佳乃は応えた。
「大丈夫です。外国の方との交流は経験ありますのでご心配は無用です」
屈託のない爽やかなプリンセススマイルを浮かべ、佳乃は微笑む。誰もが抱き締めたい衝動に刈られるほどの愛らしさだった。
「ふむ、そうかね、では男性とお付き合いした経験はあるのかな?」
「えっ……それは、あの……お答えしかねます」
突然の不躾な質問に、佳乃は狼狽して取り乱し赤面する。視線を外して下を向く純情さは、純粋培養の処女の振る舞いに相違なかった。
「男性経験はないということだね?」「キスもまだなのかい?」「グフフ、清い身体で貞操をお守りなんですね?佳乃さま♪」
俺達はよってたかってゲスな質問を浴びせ、プリンセスの羞恥を煽る。
「な、何ですか?これは!どういった趣旨の……」
怯えて全身を強張らせる姿も、気品を感じさせ、俺達の嗜虐心を昂らせた。


「何なんですか、あなた方!失礼させていただきます!」
震えながらも勇気を振り絞って、佳乃は立ち上がり踵を返そうとした。
「キャーーッ!」
しかし一瞬で背後に立っていたYに拘束され、再びソファーに座らされる。
「イヤ、離してください!警察を呼びますよ!」
愛らしい美貌に怒りを浮かべ、佳乃は気丈に抗議の声を絞り出す。
「佳乃さま、今の状況を冷静に判断なさい。あなたの生殺与奪権は我々の手中にある。抵抗すると命の保証はしかねますよ」
俺は抑えた口調で、冷酷に云い放った。俺達の酷薄な薄笑いを湛えた表情に、佳乃はただならぬ恐怖を実感し凍りつく。
「い、一体……何が目的なんですか?!」
震える声で佳乃が訊ねる。この状況でも自らの貞操の危機を疑わない純粋さと、世間知らずのお嬢様育ちに俺達は顔を見合せて苦笑した。


「いいでしょう、お教えします。我々の目的はただひとつ、佳乃さまを女にしてあげることです」
俺は好色な笑みを浮かべ、囚われのプリンセスの顔を覗き込む。
「……おっしゃる意味が、わかりません……?」
俺達は純粋培養のご令嬢の天然の反応に、ニヤついて呆れながらも、この麗しのプリンセスを汚すことにワクワク感を募らせた。
「貴女に女の悦びを徹底的にお教えして、あわよくば孕ませて差し上げましょうということです」
「たっぷりと可愛いがって、プリンセスを必ず妊娠させてやるぜ!」「未婚の母なんて有城宮家始まって以来初じゃありませんか?グヒヒ!」
男達の想像を絶する邪悪な欲望と非道な目的を知らされ、佳乃は気を失いそうな絶望と恐怖に悪寒が止まらなかった。

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