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瑠璃子ちゃん☆
官能リレー小説 - アイドル/芸能人

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瑠璃子ちゃん☆ 98


さて、それでどこに行くのかと思ったら。

「海ですね」
「ええ、海よ」
綺麗な海です。
私がぼーっと眺めている間にママはレジャーシートを広げ、パラソルを立てました。

「何もしないんですか?」
「たまにはいいじゃない」
「まあ…そうですね」

何かあるんだろうと思ったら、普通に海水浴を楽しむだけ、って感じでしょうか。
それでものんびりできるのは久しぶりですし、まぁママには感謝というところですね。海もきれいですし、天気もいいし遠出した甲斐もあります。


………しばらくのんびりくつろいでいると

「ねぇ、お姉さんたち暇?」
男の人2人組が声をかけてきました。
あぁ、ナンパってやつですね。

二十代と思われる積極的な男性と私より年下っぽい男の子です。
「何かする事がある訳じゃ無いから忙しくは無いわね」
「じゃあ、俺達と遊ぼうよ」
「私は良いわよ」
そう言ってママは2人だけで話を進め始めた上に
「えっ?ちょっとマ『じゃあ行ってくるわね』はあ?」
1人で話を進めるママは更に私の耳元で
「瑠璃子は瑠璃子で好きにしなさいな」
そう言ってママは2人で何処かへ行ってしまって私は思わず溜息をついてしまいました。
そして残された男の子を見ると目が合いました。
「えっと……どうしましょうか?」
私は思わず男の子にそう尋ねてしまいました。


よく見るとさっきの男の人に似ています。兄弟なのでしょうかね。
「お姉さんと…したい」
「何を、ですか?」
そう尋ねると俯いてしまいます。シャイで可愛い子ですね。
ひょっとしたら私、年下の男の子の方が好きかもしれません。

「まったく。初対面の女の人に対してがっつきすぎですね。そんなではすぐに嫌われてしまいますよ」
そう言って私はパラソルを閉じてシートを畳みました。
「とりあえず移動しましょう。もう此処にいてもしょうがないですから」
ママもいつ戻ってくるか、そもそも此処に戻って来るのかまったく当てになりませんしね。
「何処かゆっくり出来る所はありますか?」
男の子は黙って私の手を掴んで歩き始めました。私も大人しく付いて行くのでした。

男の子は地元の人なのでしょう。
歩いていくと次第に人の姿が少なくなり、喧騒も聞こえないくらいになってきました。

「ここ…」
ビーチでも一番端っこの方でしょう。
岩場に近く、死角になる部分も少なくありません。

男の子は私の手を掴んでいた手を、お尻に伸ばしてきます。
まったく、手も早いですね…

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