瑠璃子ちゃん☆ 36
「瑠璃子ちゃん!遅いよ!今まで何やってたの!?」
スタッフ達は不機嫌そうな顔で言いました。
「ご、ごめんなさい...。」
「まあいい。早く次の撮影場所へ行くよ!時間ないんだから!」
―その後は、駆け足で撮影は進みました。
日が暮れるまでには、すべて終わることが出来ました。
「瑠璃子ちゃんお疲れ様!ゆっくり休んでね」
撮影は今日が最終日です。
私は、スタッフさんたちとともに、泊まっているホテルに戻りました。
ホテルには沢山の豪華な食事や豪華なお風呂等いっぱいあって、私は撮影で疲れた体を十分に癒されました。
そして、私は自分の部屋に戻り、寝ようとしましたが、マッサージ師の男の事を思って、なかなか眠れません...。
「…なんだったんだろう」
部屋で一人、思いを巡らせます。
最初は彼のほうが…でも、最後は私から求めていた…
あの時あったことを思い出すと、身体が、たまらなく、疼いてきました…
私は中々寝付けなかったのですが、不意に部屋の呼び鈴が鳴りました。スタッフさんでしょうか?
誰かな?と思いながら、私はドアスコープを覗きました。