操妃学園にて・・・ 29
「さて、俺の楽園を汚すのはどんな娘かね……」
翌日、いじめについて調査を行う巧。学園の管理を行うのは彼の仕事の内だ。
その股間では小等部の生徒が男根に舌を這わせていた。
巧自身はそれを意にも介さず、仕事を進める。
「ほうほう、これはなかなかどうして」
パソコンに表示されたのは天城麗華(てんじょう・れいか)という少女。
高慢そうな印象を与えるが、中々の美少女である。アイドルではないが、磨けば光るものがありそうだ。
詳しく調査をしてみると、元々麗華はそこそこに金のある企業の重役の娘らしい。
その美貌も相俟って、中学まではかなりちやほやされていた。
だが、同級生をいじめていたことがばれてそのどさくさで高校受験に失敗。
流れるようにこの学園に入学した。
なるほど、現状が面白くないのは間違いない。そして、これなら親にも見放されているだろう
「まったく、わたくしを呼び出して、一体何の用ですの!?」
その数日後、巧は麗華を理事長室に呼び出した。
当の彼女は悪びれる様子も無く、むしろ巧を睨みつけてくる。
(落ちぶれたとはいえ、さすがはお姫様。まぁ、これから本格的に堕としてやるよ)
そして、巧は指をコツコツと叩きながら麗華と会話を始める。
内容は当たり障りのない成績に関する話だ。基本的に成績は重視されていないのだが、麗華は元々出来が良い。
そこを褒めてやれば、あっさり警戒心を解いた。
(ふん、どんなに偉ぶっていても所詮はガキか)
そう心の中で呟くと、巧は最後の音を鳴らした。
コツン…
その音を聞くと麗華の瞳から生気が無くなり、夢うつつな表情に変わった
「さあ聞かせてもらおうか。俺の大事な学園を汚したわけを」
巧は怒りを抑えつつ尋問していった
そこで解ったことは、いじめの対象は誰でもよく、麗華からしたら麻衣は芸能人とは言え容姿や才能で自分を上回る相手ではなく、性格もトロくさそうなので、八つ当たりの捌け口と妬みの対象としていじめたのだった
巧は呆れながらも麗華にお仕置きすることにした