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操妃学園にて・・・
官能リレー小説 - アイドル/芸能人

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操妃学園にて・・・ 1


東京都郊外にある高等学校『私立 中川学園』。
表立っては勉学に集中する事ができない芸能人達が、年齢に関係なく入学できる学校として芸能界では名の知れた学園である。
しかし、その実態は学園長の気に入った芸能人を性奴隷として洗脳して、裏で取引をする為の学園なのである。
その為、裏ではこの中川学園の事を『操妃学園』と呼んでいた。

・・・ある日の夜・・・
その日、学園に遅刻してきてしまった『柏木 莉菜』が学園長室に呼び出されていた。
グラビアだけでなく、最近はドラマに出演するなど多忙な日々を送っている莉菜は、申し訳なさそうに頭を下げたまま、学園長の前に立っていた。
「最近、仕事が忙しいのは分かってはいるが、今月に入って、遅刻が8回っていうのはねぇ。」
白髪まじりのスーツ姿の中川 巧が、指でコツコツと机を叩きながら言う。
「すいません…今度は気を付けます。」
莉菜は、本当に申し訳なさそうに、呟くような小さな声で学園長に謝罪している。
「マネージャーさんでも良いんだから、連絡を入れてくれれば対処の方法もあるんだからね。」
巧は、相変わらず机をコツコツと叩きながら、莉菜に話しかけている。
程よい室温にセットされた学園長の部屋は、空気の循環の為に天井で大き目のファンが、ゆっくりと回っている。
ちょうど、そのファンの下で莉菜が申し訳なさそうに立っている。
「まあ、反省はしているようだから、今回は多めに見よう。」
コツコツと机を叩きながら、巧がニコッと微笑んで言う。
「まあ、遅刻の事はここまでにして、実は君にお願いがあるんだけど。」
今度は、学園長の巧のほうが申し訳なさそうに頭を掻きながら言う。
「えっ…なんですか?」
二重のクリッとした目で巧のほうを見ながら、莉菜が聞き返す。
「実は、私の友人が君の大ファンでね。是非、会いたいって言ってきかないんだよ。」
先程とは立場が逆転してしまったようで、巧は相変わらず机をコツコツと叩きながら、申し訳なさそうに言う。
「お会いするぐらいなら大丈夫ですよ。むしろ、私もファンの方にはお会いしたいですもの。」
「そうかい?そう言って貰えると嬉しいなぁ。あいつも喜ぶよ。」
巧は、学園長という立場など気にせず、心から嬉しそうに言う。
「私の私用的な話だから、かしこまる必要などないよ。まあ、そこに座って。」
巧は、ニコニコしながら革張りのソファーを指して、莉菜に座るように促す。
「えっ?良いんですか?」
滅多に座る事のない学園長室のソファーに座るように言われて、戸惑いのあまりか聞き返す莉菜。

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