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操妃学園にて・・・
官能リレー小説 - アイドル/芸能人

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操妃学園にて・・・ 16

男は、背中越しに莉菜の言っている言葉を聴き、ニヤッと口元を緩ませる。
2人揃って浴室に入ると、1人で入るには手足を伸ばせるが、2人で入るには、いささか狭い感じのする浴槽があり、そして、やはり1人ではゆったりとした感があるが、2人では少し狭いのでは?と感じる洗い場があった。
「隼人さん。まずは、一緒に温まろう。」
莉菜は、スッと男の前に回って、可愛らしく首をチョコンと傾げながら、男に言う。
莉菜は、自分の身体と男の身体にかけ湯をする。
「一緒に入るには、ちょっと狭いよ。」
男が言うと、莉菜は頬をプクッと膨らませて、
「狭くないもん。一緒に温まれるもん。」
子供が駄々をこねるように、不満そうに言う。
そんな莉菜を見て、男はプッと吹き出してしまう。
「あぁ〜。隼人さん、笑ったぁ。」
「ごめん、ごめん…一緒に入ろうね。」
ぐずる子供をあやすように言うと、莉菜と一緒に浴槽に身体を沈める。
男が言ったように、向かい合って半身浴をしているかのような格好になって入浴する事になってしまった。
「半身浴になっちゃったね。」
男は、少し申し訳なさそうに言う。
「半身浴って、身体にいいんだよ。それに、隼人さんと一緒だったら、それだけでいいんだもん。」
莉菜は、ニコニコしながら答える。
莉菜は、ニコニコしながら言っていたが、実際は正座に近い格好で向かい合って座っていて、2人の膝が当たって、その距離以上は近づけないくらいだった。
そんな状態でも、莉菜は男と入浴しているという事が嬉しくてならなかった。
「隼人さん、私が身体洗ってあげるからね。」
莉菜は、少し頬を赤らめながら言う。
「やってみたい事があるんだけど、ちょっとHなんだよね。」
莉菜が言った『ちょっとH』な事が何かと想像した男は、ドキッとして莉菜を見た。
「隼人さん…そろそろ…身体、洗う?」
莉菜が、恥ずかしそうに言うと、男は頷いて浴槽から上がるが、何ともぎこちない動きで洗い場の椅子に腰掛けた。
「隼人さん、石鹸取ってもらっていい?」
男の背後に膝立ちの格好でいる莉菜が、男に声をかける。
男は、莉菜に言われるままに石鹸を手に取ると、莉菜に渡した。

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