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操妃学園にて・・・
官能リレー小説 - アイドル/芸能人

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操妃学園にて・・・ 15

男は、スッと立ち上がると浴室の追い焚きのスイッチを押して戻ってくる。
「もう少しでお風呂沸くからね。」
男は、優しく微笑みながら莉菜に言う。
「うん。」
莉菜も、ニコッと微笑みかえして答える。
風呂が沸くまでの間、男と莉菜は何かを話すわけでもなく、並んで座ってモジモジしていた。
ピピッ…ピピッ…
追い焚き終了のアラーム音がすると、2人は顔を見合わせて、プッと吹き出してしまう。
「お風呂、入ろうか。」
にこやかな表情でお互いの顔を見合いながら、どちらがというわけでもなく、そう言葉にした。
莉菜が先に立ち上がって、浴室に向かう。お尻を恥ずかしそうに隠しながら、チラチラと何度も振り返りながら、
「すぐ呼ぶからね。隼人さんもすぐ来てね。」
と、どこか心配そうに言う。
「どうしたの?ちゃんと呼ばれたら行くから大丈夫だよ。」
不安そうに言う莉菜に、笑顔で優しく答える男。
「だって…なんか不安になっちゃって……」
浴室のドアを開けながらも、男のほうを見て、少し涙声になりながら言う莉菜。
「大丈夫だよ。いなくなるわけないよ。」
男は、莉菜に答えながら、自分に同じ事を心の中で自分に言い聞かせていた。
男自身も莉菜と同じような不安に駆られていたが、何とか自分の中でその不安な気持ちを押しころしていた。
「隼人さん、どうぞォ〜」
浴室に入った莉菜が、すぐに男を呼ぶ。
男は、莉菜に呼ばれた事で、少しホッとした表情を浮かべながら浴室に向かった。
男が浴室のドアを開けると、そこには恥ずかしそうに裸で男が来るのを待っていた莉菜が立っていた。
「よかった。隼人さん、来てくれた。」
男の姿を見て、裸のまま、男に抱きつく莉菜。
「いなくなったりしないよって言ったでしょ。」
そう言いながら、男も莉菜を抱きしめる。
「莉菜…隼人さんが脱ぐの待ってる。一緒に、お風呂入ろうね。」
莉菜が、男の目を見ながら、子供が甘えるような声で言う。
莉菜に言われて、男は急いで服を脱いだ。
「隼人さん、そんなに急がないでも…」
慌てて服を脱ぐ男を見て、クスッと微笑みながら言う莉菜。
そして、男が服を脱ぎ終えると、ウットリとした表情で男の裸体を見つめる。
「隼人さん、早くお風呂入ろう。」
莉菜は、男の背中を推す。
「おいおい、そんなに押さないでも大丈夫だよ。」
男がはにかむ様な口調で言うと、
「だって、早くお風呂に入って、隼人さんと・・・」
莉菜の言葉が途中から聞き取りにくいほどの小声になる。

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