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操妃学園にて・・・
官能リレー小説 - アイドル/芸能人

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操妃学園にて・・・ 13

そう答えた莉菜は、本当に嬉しそうな表情だった。
「莉菜、此処に座って一緒に食べようよ。」
男は、ソファーの自分の横をポンと叩きながら言う。
「えっ…」
お盆で茶碗に盛ったご飯を運んできた莉菜が、男の前に茶碗と箸を置きながら、驚いて男の顔を見る。
「いいじゃないか。恋人同士なんだから。」
ニコニコしながら言う男を見て、コクッと頷くと、恥ずかしそうに男の横にチョコンと座る莉菜。
恥ずかしそうに俯いたまま莉菜が、
「あのね…もう1つ、やってみたかった事があるんだけど…いい??」
莉菜は、小さな声で言った。
「私が、まだ5歳ぐらいの時だったかなぁ。お母さんがお父さんにアーンってして、食べさせてあげてるの見て、大好きな人ができたら、私もそうして彼氏に食べさせてあげたいなぁって思ってたの……」
恥ずかしそうにモジモジしながら、莉菜は言う。
「そんなに恥ずかしがらないでいいよ。」
男は、ニコッと微笑みを浮かべながら莉菜に囁きかける。
「男性って…そういう事…嫌かなぁって思ってたから…」
莉菜が、頬を真っ赤にして俯きながら言う。
そんな莉菜を見て、男は『可愛いなぁ』と思い、莉菜をジッと見つめた。
「嫌じゃないよ。莉菜に食べさせてもらえるなんて嬉しいよ。」
男も、少し恥ずかしそうに答える。2人とも恥ずかしがってしまい、何ともいえない微妙な空気が流れる。
「ご飯…冷めちゃうよ…」
モジモジしながら、小さな声で莉菜が呟く。
「…そっ…そうだね……」
男は、ドギマギしながら答える。2人は、お互いの顔をジッと見つめあう。
「じゃあ、莉菜が食べさせてあげるね。隼人さんは、何から食べたい?」
莉菜が、瞳を輝かせながら聞く。
どれも美味しそうな料理で、どれにしようか男は悩んだが、
「…そうだなぁ。まずは玉子焼きがいいなぁ。」
男は、綺麗な焼き目の入った玉子焼きをリクエストした。
「少し甘めかもしれないけど、玉子焼きは結構自信あるのよ。」
莉菜は、嬉しそうに微笑みながら言うと、箸で玉子焼きを取ると、男の口元にまで持っていき、
「はい、アーン。」
莉菜に言われて、男は恥ずかしそうに唇を開く。
莉菜は、嬉しそうに小さく切られた卵焼きを食べさせてあげる。
「どう?」
恥ずかしそうに俯いたままで、食べさせてもらった卵焼きを食べている男に聞く莉菜。
「…すごく美味しいよ。」
男が、笑顔で答える。

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