小学校教師の目覚め 14
「はい! ありがとうございます」
この先どうなるかも知らずに、笑顔で喜ぶ百合。本当に子供はちょろい。
そうこうしている内に、図書室にやって来た。図書室と言っても、本が置いてあるだけで、司書がいるわけでもない。
開放される時間以外は鍵がかかっているので、教師であれば自由に開けられる上に、閉じることも簡単。まさに理想の環境だ。
そして、百合は……案の定、ふらふらとして目もぼうっとしている。先程のジュースに入れた媚薬が効いて来たのだ。
「さて、北条さん、お話なんだけど……」
俺はなんとなくそれっぽいことを放し始める。そして、さり気ない動きで百合の横に席を取る。それに対して、彼女は何のリアクションも取って来ない。
と言うか、百合の目がとろんとしている。先程のジュースに入れておいた媚薬が効いているのだ。心なしか顔も赤く、息も上がっている。
「で、なんだけど……」
そういいながら、俺は百合の太腿を撫でてやる。
「あ……あの、先生……」
「どうしたんだ、北条?」