モンスターハーレム 第2章 9
「痛ぁッ!?」
さすがキュリエルもこれは予想できなかったのか、悲鳴を上げてオレを解放する。
新鮮な空気を確保しようと、むせりながらも必死に呼吸する。
窮地を脱したことでオレの瞳に徐々に理性の光が戻ってくる。
「いたたた・・・!い、いきなり何てことすんのよ!?
女の子の身体はもっと丁寧に扱いなさいよ!」
「ハアッ!ハアッ!ば、バカ野郎っ!オレを腹上死させる前に窒息死させる気かッ!?」
オレの必死の訴えに、キュリエルもさすがに反論しない。
本番もしないうちに殺しかけたことに、ちょっとは反省しているのだろう。
しかし女の胸で窒息死しかけたのはこれで2度目だな。
今度から胸のでかい女とするときは、常に主導権を取っておくように気をつけよう。
オレは心に固く誓いを立てた。
そしてオレはその誓いに則り、主導権を取るべくキュリエルを押さえて正常位の体勢をとる。
「あンっ。何?もう挿れちゃうのぉ?」
「悪いな。また前戯で殺されかけちゃたまらねえんでな」
もうちょっと楽しみたかったと言わんばかりの態度に、オレは素直に謝罪する。
もっともキュリエルの濡れ具合を見る限り、いつ本番に入っても大丈夫そうな様子である。
これなら彼女が楽しみたかった前戯以上に、お互いが楽しむことができるだろう。
「そんな顔すんな。これだけ濡れてれば本番でも十分楽しめるさ」
「う〜ん、そういう意味じゃなかったんだけど・・・。
ま、いいか」
何やら意味深なセリフを言うキュリエル。
それを意味するヒントはそこかしこに転がっていたというのに。
今まで無数の女たちを満足させてきたオレは、その事実にうぬぼれ、肝心なことにまだ気づかずにいた。
「じゃ、挿れんぞ?」
そしてついに何も気づかぬまま、オレの剛直はキュリエルの蜜壺・・・いや魔壺に侵入しようとしていた。
ヂュプッ・・・!
「ッ!?」
挿れた瞬間、オレは始めて味わう感触に鳥肌が立った。
ただ突っ込んだだけなのに、まるで剛直がキュリエルの膣に吸い込まれたような錯覚を覚えたのだ。
それだけじゃない。
今、こうしている間も、彼女の襞の1枚1枚が別の生き物のようにうごめき、オレの肉棒に吸い付いてくるのだ。
(なっ・・・何だ、コレ!?い、いかんっ。
は、早く動かないとこっちがもたな・・・ッ!?)
「んッ・・・♪」
ビュルッ!ビュル、ビュルルルルッ!!