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モンスターハーレム 第2章
官能リレー小説 - ファンタジー系

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モンスターハーレム 第2章 306


「やだっ・・・やだっ・・・!ご主人様に嫌われるの、やぁだぁっ・・・!」
「しないっ・・・!しませんっ・・・!
 ソウル、ご主人様の言うことちゃんと聞くからっ・・・!
 嫌いにならないでぇっ・・・!」

必死になって懇願する狭霧とソウルイーター。
恥も外聞もなく、涙をポロポロこぼして叫ぶその様子に、オレは罪悪感でどうにかなってしまいそうだ。
うう、何だこの気持ち。
コイツらのためを思って言っていることなのに、なんでオレがこんな・・・!?
オレは罪悪感に耐えかね、あわてて泣きじゃくる2人を慰めにかかった。

「よ〜しよし、泣くんじゃない。
 2人ともとってもいいコなんだから。
 ほら、もう泣くのはやめろ」
「ひっく・・・う、うんっ。狭霧、もう泣かない・・・!」
「ソウルもぉっ。ソウルもいいコだからもう泣かないのっ」

2人ともオレに捨てられまいと、必死に涙をぬぐって『いいコ』であることをアピールする。
う〜ん、ペットと言うより、子供をあやしているような気になってきたような。
とにかく目的を果たしてしまおう。

「よしよし。じゃあ2人とも。
 今度から仲間同士でケンカしないって約束できるか?」
「できますっ。ソウル『いいコ』だから、ちゃんと約束守りますっ。
 ねっ、狭霧?」
「うんっ!私、もうソウルとはケンカしませんっ。」

うんうん。実に素直でいい返事だ。
2人とも、普段からこれくらい素直でかわいかったらいいのになぁ。
オレはそんなことを考えながら、2人の返事に満足そうにうなずいていると。
ソウルがもじもじしながら・・・否、おっかなびっくりといった様子で声をかけてきた。

「あ、あの・・・ご主人様っ」
「・・・?どうした、ソウル?」
「私たち、ちゃんとご主人様の言うこと聞きましたから・・・。
 その、ごほうびに頭をなでてくださいませんか?」
「・・・!!さ、狭霧もっ!狭霧もごほうびがほしいですっ!」

ソウルイーターのお願いに、狭霧も目の色を変えて乗っかってきた。
その迫力にさすがのオレも少々驚いた。が。

「ん。いいだろ。2人ともこっちにおいで」
「「あ、ありがとうございますっ♪」」

快諾したオレの言葉に、2人はうれしそうに礼を言うと。
オレの胸に背中を預け、幸せそうな表情でごほうびを今か今かと待ち始めた。
ご期待に応えて頭をなで始めると、2人は心地よさそうに身をよじり、色っぽい声を上げ始める。

「ふぅっ・・・あぅんっ・・・」
「はぁっ・・・ご主人様ぁっ・・・♪」

・・・何このかわいい生き物。
つーか2人とも全裸でいることを忘れてはいませんか?
オレが男だということを忘れてはいませんか?

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