ある若者と色ボケ娘たち 3
ちょうどその頃、グレイシャ―の母も臨月で産気づいたため、生まれたもう一人の子供とは双子という事に表向きはなっているのだ。
しかし血は繋がっていなくとも、家族は強い絆で結ばれていて、特にグレイシャ―の兄にあたるヘクトールはグレイシャ―が何者かを知っていても本当の弟として溺愛していた。
心配のあまり今回の旅を唯一反対していたのも彼である。
グレイシャ―は魔法剣士だが魔法を習うきっかけになったのはヘクトールだった。ヘクトールが9歳の時、街のある導師から魔法に並々ならぬ才があると見込まれて弟子入りしたのだが、 魔法の道を目指せば獣人族だとは思われにくいだろうと言う父の案、それに兄への憧れから彼も魔法を習うようになった。
魔法にかけてはの天才のヘクトールと比べればグレイシャ―は兄ほどの才能はなかったが、それでも一応の才能はあると導師には思われていたし、体術には秀でていないヘクトールに負けたくないという気持ちもあって魔法だけでなく剣も習うようになった。
「そんなぁ…」
「僕の正体がばれちゃってもいいの?」
「だって…あん♪」
グレイシャ―は右手でジュエルの背中を、左手で太腿を抱えていた。器用にジュエルの服の中に右手を入れて、爆乳に指を這わせる。
「あ、あん…」
こうするのは彼らが小さい頃からの習慣だった。ジュエルのお母さんやジュエルの姉たちも大層な美人で、いつか母や姉のような美人になれるかな…とグレイシャ―によく話していたのだ。
その中で何とはなしにグレイシャ―がジュエルの胸をいじる習慣が付いていた。そのせいかジュエルは母や姉よりも大きな美巨乳を手に入れていた。手馴れた様子でグレイシャ―はジュエルの小さな乳輪と同じく小さな乳首に指を当てる。
爆乳なのに乳輪も乳首も小さいから、鍛えた筋肉がしっかりと乳房を支えている事と相まって巨大なのに張りのいい美乳になっている。
「あふん…あん♪」
「ジュエル…いけない娘だね」
ジュエルの胸をもみもみするグレイシャ―。ジュエルがわがままを言った時やグレイシャ―の気が立った時は、よくこうしていた。こうしていると気持ちよくてジュエルのわがままな発言が封じこめられ、グレイシャ―の気持ちがおちついたりするのだった。
ジュエルは爆乳ではあるが、乳輪や乳首はさほどの大きさではない。そして、乳輪や乳首が小さいからか、感度は非常に良い。