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5大聖龍とその女達
官能リレー小説 - ファンタジー系

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5大聖龍とその女達 155


「「「「アレスっ!?大丈夫っ!?」」」」

そこで彼女たちの見たものは。
呆然と立ち尽くすシズク。捨てられたように転がる聖剣エクセリオン。
アレスのものと思われる肩当てや篭手。そして無数に散らばる大小さまざまの布きれ。
そしてテントには大きな穴があけられている。
何があったのか、考えるまでもない。
アレスはさらわれたのだ。何者かに・・・!
状況を理解した恋する乙女たちの行動は早かった。
みなアイコンタクトで互いの意思を確認すると、忍者よろしく四方八方へと駆け抜けていった。
唯一アレスに恋心を抱いていないシズクは呆然と誰もいなくなったテントでポツリとつぶやいた。

「・・・恋する女ってスゲーな・・・」

――――

その頃。テントから少し離れた森の中に連れ去られたアレスは。

「のわーーーッ!?ちょっと待て、待てーーーッ!?
 ズボンに手をかけるなっ。あ、ダメ、切り裂こうとするのはもっとダメーーーッ!?」

自分を連れ去った犯人に向かれようとしていた。
普段の彼ならこうなる前にパンチやキック、投げ技なりして反撃をしていただろう。
だがこの犯人に限ってはそれができなかった。なぜなら・・・。

「だーーーっ!?いいかげん正気に戻れっ、ラムサーーーッ!?」

それは彼と一緒に旅してきた、パーティのメンバーだったからだ。
アレスの必死の説得にも耳を貸さず、ラムサは硬質化した手刀を容赦なく振り下ろす。
いくつもの白い閃きが一瞬走ったかと思った瞬間、アレスの衣服に切れ目が走り、あっという間に全裸にされた。
上着だけでなく、鎧も下着も何もかも。しかもアレス自身には傷1つつけず。
これ以上ないくらいムダにすごい技術を見せつけたラムサは、全裸のアレスを見て『ニタァ・・・っ』と笑う。
普段の彼女からは絶対に見られない粘着質で淫猥で恐ろしい、笑顔。
全裸のアレスに興奮したのか、呼吸は荒く、服越しに双乳をもみしだいた。
しかし服越しがよくなかったのか。
ラムサの顔が不愉快そうにゆがんだと思うと、爪を立てビリビリと自ら服を破り捨てた。
互いに全裸となった男と女。オスとメス。
こうなればもうやることは1つしかない。
食われる―――。アレスは猛獣にのしかかられた獲物のような気持ちでラムサを見つめていた。

「ふぅふぅ・・・ふぅ〜〜〜・・・っン♪」

明らかに様子のおかしいラムサは、唇をペロリとなめると。
アレスにしなだれかかってその身体をこすり付け始めた。頬や首筋をペロペロなめるというおまけつきで。
女性特有のやわらかい感触とほのかに香るメスのにおいが、アレスの五感を刺激する。

(あ、あれか?動物が自分の縄張りを主張する、マーキングとかいうヤツのつもりかっ!?
 あ、ああダメっ!?息子がっ!そんなダイナミックにこすりつけられたら、息子が勃っちまうぅっ!?)

犯されるという屈辱的な状況であるというのに、アレスの一物は否応なしに大きく硬くそそり立つ。
ラムサもその感触に気づいていたが、それでもしばらく身体をこすりつけることはやめなかった。
それだけでもかなりの快楽を感じていたからだ。
だがご乱心のラムサがこれだけで終わるはずがない。
さらなる快楽を求める彼女は、本能の命ずるままに次のステップへと進んだ。

「んふっ、うふふっ♪くはぁっ・・・♪」
「うおっ!?い、いきなりかよっ!?」

ラムサはアレスの固くなった肉棒をつかむと、それをそのまま口に含んだ。
そしてそのまま思うままになめしゃぶり、味を、においを、感触を堪能する。

「お、お、おおうッ!?ちょ、ちょっと待・・・!あだだッ!?痛い、痛いって!!」

それはまさに獣のフェラ○オ。甘噛みしたり頬ずりしたりなめしゃぶったりとやりたい放題。
好きで好きでたまらない感情を全部伝えようとするかのように、ラムサは剛直をもてあそぶ。
しかしもてあそばれるほうはたまったものではない。
気まぐれで裏筋をなめられたりノドの奥まで呑み込んでもらったりするのはまだいい。
問題は血が出るほどに噛みつかれたり、万力で締め上げるような感じで手コキされたりされたりするのだ。
どうやら感情が先走りしすぎて力のコントロールができなくなっているらしい。
この状況を放置しておけば、取り返しのつかない状況になりかねない。
男としての危機を察したアレスは、何とかラムサの意識を肉棒から引き離すべく、彼女の名前を大声で呼んだ。

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