セックス学校 11
舞は、ちょっとびっくりしたように、詩織に言った
「あ、あの、引っ越しの後始末をしているのは本当だから、注意するような話じゃないと思うのだけど…手伝おうと思ったけど、荷物は自分で開けたいみたいだったし…私もまだ自宅生だから荷物持ってきてないし…」
荷物自分で開けたいのは、男として分かる様な気がする。
それに、中居さんにとってこの引っ越しは晴天の霹靂だったはずだし…
「中居さん突然の引っ越しだったし、責めるようなことでは…」
詩織はすかさず言った。
「そもそもこの引っ越しを招いたのは、中居さんが私をほったらかしにしたからでしょ!」
それでも、歩きながら、少し穏やかな表情になってきた。
「……まあ『同室の子は大切にしよう』くらいに進言する感じかな」
そのころ俺は、引っ越しの荷物を出してから散歩をすることにした。
俺「前の学校とは全然違うよな。ん?あっちの校舎は部活専用か。あとで、先生にでも聞いてみるか。」
そして、階段のところには男子生徒たちがたむろして女教師のミニスカートを覗いていた。
俺(くだらないことやってるな)
「君たち、一年生?」
その女教師は、男子生徒たちに気づいて声をかけた。
俺は、とりあえず陰に隠れて様子を見た…仲間と思われたくなかったので。
「は、はい…」
そのうち一人はおずおずと答えた。
「そんなこっそり覗かなくても。これ見たいの?」
女教師は、階段を下りて男子生徒たちと同じ廊下に立ち、その超ミニスカートを自ら持ちあげた。
おぉぉ…
彼らの声にならないため息のような低い歓声が響いた。
「君たち、もしかして一週間ルールに引っ掛かりそうなんじゃないの?」
「は、はい、恥ずかしながら…」
さっき答えたのと同じ男子が下を向きながら答えた。
「いいわ」
女教師は、そのスカートの下のものを途中まで脱ぐ動作をした。
「一番立派に勃った男子と、やってあげる。下を、脱ぎなさい」
命令でなく、甘い、優しい声で、そう言った。
それを見ていた俺にメガネをかけた女子生徒が話しかけてきた。
女「あなた、ここで何しているの?」
俺「そ、そういう君は誰?」
女「私は2年の「笹本りせ」よ。あなた、部活に興味あるの?」
俺「まあ、少しだけ。」
笹本さんは僕の方に一歩寄ってきた。
「前はどんな部活やってたの?」
「うん…中学でも、転校前の高校でも、帰宅部だったよ」
そう、俺は、集団で何かする、ってあまり得意でなくて、避けていた。
でも、この学園に来てから、これまでの俺の常識を打ち破ることが次々と起きていた。
この部活への縁も、俺へのさらなるチャンスなのかもしれなかった。
「でも、ここでは何かやって見ようと、ちょっと、思って。笹本さんは何部なの?」
「私は野球部のマネージャー!」
マネージャー…俺の頭に、部員の性処理を一手に引き受ける笹本さんが浮かんでしまった。
「マネージャー、そこまで大変じゃないよ。練習で疲れた部員たちがそんなヤルわけじゃないし…それに野球部にはソフトボール部、みたいに、大体男子の部活には対になる女子の部活がある」