変わりゆくキミと 17
「大丈夫だよ…」
いつの間にか僕は文乃に膝枕をしてもらい頭を撫でられていた。
「私はケイちゃんの奥さんだから…ケイちゃんが大好きだから…」
そう語る文乃の声がだんだん艶やかになっていく。
「ケイちゃんが大好きなのに、たっくんとのエッチが気持ちイイの。ケイちゃんが嫉妬するかもって思ったら興奮しちゃうの。大好きなケイちゃんに迷惑かけちゃうのが興奮しちゃうの…ごめんなさい。悪い事なのはわかってるの…でもそれが興奮しちゃうの…」
恍惚とした文乃の表情に美しさを感じ、僕はもう文乃から離れられないと思い知らされた。
翌日、仕事を終え家に帰ると文乃は上機嫌だった。
テーブルにはいつもより少し豪華な料理が並んでいる。
「今日ね、産婦人科に言ってピルもらってきたの。」
晩ごはんの話題としてはどうかと思うけど文乃の口は止まらない。
「避妊効果が出るまでは10日くらいかかるみたいだけど、そしたら生でできるね」
そう言う文乃は嬉しそうだ。
「そうなんだ、勝手なイメージだと飲んだら直ぐ大丈夫なんだと思ってたよ。」
「私もだよ。直ぐに生ハメできると思ったのに残念で」
文乃は頬を膨らまし拗ねた真似をする。
そして続けてこう言う。
「それとね、その後・・・たっくんとノアちゃんとお買い物行ったんだよ」
「ん・・・どこに行ったんだ?」
僕の問いに文乃が微笑む。
その微笑みはゾクっとするぐらい艶やかだった。
その笑みのまま、文乃は僕の耳元に口を近付けた。
「2人に下着を選んで貰ったの」
小さな囁きだったけど、はっきりと聞こえた。
それと共に自分のドクンと言う心臓の音までが聞こえた。
「文乃・・・」
「その下着・・・今、着けてるの・・・ふふ、後のお楽しみね」
文乃の微笑みは俗に言う小悪魔・・・
こんな男を狂わせるような笑みを僕が知る文乃はしていなかった。
文乃は確実に変わっていく・・・
それが怖くもあり・・・
どこか期待してしまう自分もいた。
その証拠に、僕の股間はギンギンに勃起して痛いぐらいになっていた。
そんな僕の股間を微笑みを浮かべた文乃が撫でる。
「ふふ・・・見たくて仕方ない顔になってるわよ、ケイちゃん」
股間を撫でながら身を寄せ、熱い吐息が僕にかかる。
それが更に興奮を深めてしまう。
食事が終わり。文乃は食器を洗う。
いつも通りの見慣れた光景だけど拓実達と選んだという下着が気になり見入ってしまう。
「ケイちゃんのエッチ…詩織ちゃんちゃんと見ててよね?」
「わかってるって」
日々成長し最近はハイハイをするようになった詩織。
一生懸命手足を動かしこちらに近寄る姿はとてもいとおしい。今までは寝てるかミルクを飲んでるか泣いてるかくらいだったのに急激に成長する姿を見るのも日々の楽しみだ。
後片付けの終わった文乃まざって親子3人の時間が過ぎていく。そして遊び疲れた詩織をベビーベッドに寝かせると今度は2人の時間だ。
「詩織ちゃんと遊んでる時もエッチな顔してたよ?」
文乃はそう言って僕をからかうと服を脱いでいった。
色白は文乃の肌に映える黒い下着が発情した文乃の身体をいやらしく着飾ている。豊満なバストを包むレースのブラジャーはスリットが入っていてビンビンに勃起した乳首が丸出しになっている。
下も黒いレースのショーツとガーターベルト。ショーツの股布は無くてアソコが丸出しになっている。
なんていやらしいんだろう。煽情的な下着が文乃の魅惑的な身体をさらに強調されていて見とれてしまう。
「ケイちゃんの目スゴいよ?」
文乃にそう言われるまで無言で見続けていた。
「ご、ゴメン。スゴくセクシーだったから…」
「ありがと。気に入ってくれたみたいで嬉しい。」
そして僕が服を脱ごうとすると文乃が予想外な事を言ってきた。
「あのね、もう少しで生ハメセックスできるようになるでしょ?だからね、その時はおもいっきりして欲しいの。だから…生解禁までケイちゃんにはいっぱい精子を貯めて欲しいの…こんな格好見せて勃起させたのにこんな事お願いするのズルいかもだけど…ダメ?」
ズルい、ズル過ぎる…
文乃にそんな顔でお願いされたら断れないじゃないか…
「わかったよ。その代わり、生解禁の日は寝かせないからね。」
こうして僕の禁欲生活が始まった。