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ハーレム国家-建設編-
官能リレー小説 - ハーレム

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ハーレム国家-建設編- 56

ラングはエスカリィーナの事を思いまして安心したのか、笑い出した。
ここでエレノアはシーラの父アイギスが娶った最後の妻である。
アイギスとは結婚は一年だけで死別した為に子を設けられなかった。その為か自分が結婚してすぐに生まれたバーンを我が子の様に溺愛していたのであった。
しかし、年が近く勝気な性格でバーンを溺愛するラングとはしょっちゅう喧嘩していた。最もマニシュに言わせると喧嘩するほど仲が良いらしい。
「シーラ達遅いな。まっ女は準備に時間がかかるから待つとするか。」


ラングが待ち草臥れ始めていると。
「ラング様〜遅くなって申し訳ありません、お湯加減はどうですか。」
「おおおっ!!!!!」
シーラの声に気付いたラングはシーラの声のする方に首を向けると思わず歓声を上げた。
なんせシーラを筆頭にアリッサ、ジュリアン、アウローラ達の見眼麗しい全裸をみれたのだから何時も見慣れてるとはいえ旅の疲れは一気に癒されたのは言うまでもない。
「アリッサ来てくれて本当に嬉しいよ。」
ラングはアリッサが来てくれて子供の様に喜んだ。

満面の笑みのラングに、何時も以上に厳しい顔のアリッサ…何時もと同じようにラングの前で跪く。
その様子は夜伽に来た女性と言うより、武人そのものの仕草である。
ラングはそんなアリッサに微笑んだまま、アリッサを抱き寄せる。
いよいよかと覚悟を決めた表情のアリッサだったが、ラングはヒョイとアリッサを抱き上げて風呂に入ると…膝の上にアリッサを乗せて抱きしめると、アリッサの頭を優しく撫でた。
てっきり、すぐに貫かれる覚悟をしていたアリッサは、面食らった表情でラングを見る。

ラングはニコニコしながらアリッサの頭を撫でたり、胸や尻を優しく愛撫するが、襲ったりする様子は無い。
その剛直はギンギンに勃起ってるに関わらずである…
「抱かないのですか…」
多少不機嫌な表情で問うアリッサ…ラングの意図が分からないだけにキツい言い方になるが、ラングは微笑んだままアリッサに返す。
「抱いてるじゃないか?…こうやってさ」
はぐらかされているように感じて、アリッサの表情は更に強ばる。
密着した身体でラングの剛直の様子は分かっているし、それがどう言う事かも理解してる。

「女として魅力無い私をおからかいですか?」
そう口から出てしまう。
そうでないとしても、同情でこうされたとすれば余計に惨めだ。
「アリッサ…」
ラングは笑みのままアリッサを愛撫して言う。
「お前が魅力的かどうかなんて、お前自身が決める事か?…」
「同情なら御免ですっ!…私は傷だらけで、男のように筋肉質で…おまけに性行為で全く感じませんっ!!…女として役に立たない私を同情するだけでの事ならお止め下さいっ!」
叫ぶようなアリッサの言葉にも、ラングは変わらず笑みを浮かべていた。

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