青と白の間で 7
莉花が掴む青山さんの胸がくっきりと映って…その、すごく、大きいです…
「あ、涼、どこ行くの?」
「ちょっと、トイレ…」
「逃げるの?」
そこでニヤニヤするな。
「逃げはしないさ…」
「すぐ戻ってくること♪」
そう言いつつ、青山さんの胸は揉み続ける莉花。
「あっ、ん、やっ…あ」
青山さんは僕に助けを求めてくる…ごめん、僕には何も出来ない…
いったんリビングを出た。
もちろんトイレ、ではない。
一度呼吸を整え、キッチンに行って冷たい水を一杯。
股間まで興奮するし…まったく。
それにしても、青山さんの胸は…いけないいけない。
落ち着いたところで再びリビング…
「んっ、はぁ、ん、ちゅう…ん…」
…???????
「はぁ、あ、んっく、ぅ、ちゅ」
ふ、2人とも、何してやがりますか!?
莉花が青山さんの唇を奪い、手は胸を揉んだままソファーに押し倒していた。
青山さんは苦しそうだが、もう成すすべないのか莉花に身を任せてしまったように見える。
莉花さんや…貴女、こんなご趣味があったのですか?
「あ、涼、お帰りぃ」
莉花がにへら〜と笑みを浮かべて僕を見る。
頬がほんのりと赤く染まっている。
「ど、どうした、莉花…」
「えへへへ〜」
…いつもの莉花と様子が違う。
その莉花に組み伏せられている青山さんは涙目で僕に助けを求め…ん?
青山さんも頬がほんのり赤く、よりいっそう色っぽい…
「はぁ、はぁ、あ…」
…ダメだ。僕の股間がピンチだ…いろんな意味で。
…もう一度キッチンへ…そして冷蔵庫を確認する。
2人に差し出したジュースって、まさか…
…確認しても、その正体はわからないままだった。
でも、2人のあの状態から見ると、これはお酒だったのかもしれない。
…父さんも母さんも、何か張り紙か書置きするかして欲しかったよ…
それにしては、同じように飲んだ僕は何ともないんですけど。
両親ともに酒に強い血筋だからなのか。
部屋に戻ると、莉花が青山さんに折り重なるように倒れている。
2人とも、スースー寝息を立てていた。
…結局こうなったか。