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突然現れた親戚が変態だった件
官能リレー小説 - ショタ

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突然現れた親戚が変態だった件 5

体育科教師は学生時代には国体出場やら国代表候補に名を連ねており、元選手だった人もいる。当然の事だが恋愛を制限されていた故に既婚者でも同性を対象にしてしまう事も珍しくなく、両刀使いも多い。海人も先日には三十代の女性体育科教師とヤッたばかりだ。
「海人様っ、ナルミただいま帰宅しました」
「……おかえり、もうすぐ御堂川さんが来るから準備は……出来ているようだね」
「はい」
ナルミは高等部に在籍し、その美貌から既に何人かの御曹司が水面下で駆け引きしている模様だが……本人は海人様優先と言って部活も断っていると言う。
親戚と言っても妾の子である以上は身の振り方も分かっている。ナルミは会釈すると自室に戻る。
「……」
「わかってます、ですが彼女は頑なで。無論海人様の考えも分かりますが彼女にはこの場所しかないのです」
「説得は続けてくれ」
ナルミを大学に進学させ普通の企業に就職させる。無理に義理を通す必要もないのだ。


秋奈が来て何時の通りに課題と予習を終えたのは一時間後であった。
「週末の会合は来るのでしょう?」
「ああ……この前は稔叔父さんの都合でパスしたからね」
稔叔父さんは証券会社も手掛けており海人も少額であるが取引をしておりその手腕は知れており、週末になると様々なセミナーに呼ばれる。今週は無いので何とかなりそうだ。

「海人君はどうするの?進路?」
「大学は行くしかないね……その後は何処かの会社に就職かな」
「起業しないの?」
「起業するって言うのは自分だけの問題じゃない……他人の人生すら左右するからね、若輩者は雇われた方が楽なんだよ」
明らかに自分を養う事を想定している口ぶりだ。
「ましてや違法行為で生計立てると危ないからね……」
「……海人君」
「今だから分かるんだ、母が実家から僕を遠ざけた理由……」
視線の先にはちんまりとした仏壇が置いてあった……遺影は母親のモノであり秋奈も分かっていた。


週末、海人は帰宅するなり制服から私服に着替える。
「満様は会場に直接来ます」
「大丈夫かなぁ……」
「奥様もそこで会合があると言うので」
海人はため息をつく。
「(これなら投資セミナーの方が健全だ)」
そんな呟きが出てきそうになる……会合の名を借りた“愛玩人形品評会”だからだ。こればかりは慣れないのが本音であるがクラスメートは人脈になるので今後の事を考えると付き合う必要も生じる。リムジンの車内にて軽食を食べる海人を真向かいの席に座っているナルミとリナは見ていた。二人ともミニスカメイド服で胸元が簡単に露出出来る仕掛けで首元には首輪が嵌められている。
「海人様、秋奈様のご自宅に寄ります」
運転を担当する冴島が告げると海人は頷く。


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