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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 929

まさか香澄みたいに屋敷内に家庭教師を呼んで、ハイジのクララみたいな生活をしてるってことも無いよな…?

「椿ちゃん、学校は?…」
「はい、あの離れからだと門も近いから、そういった意味でも弥生さんと椿ちゃんはあの離れに住むことにしてよかったんじゃないかしら?…」

ああやっぱりちゃんと通ってはいる訳ね;…

「この近所に小学校がありますよね、そこですよ」
「へぇ、随分普通のところなんだね」
「弥生さんも特別扱いされるのは防ぎたかったようで」

…となると、椿ちゃんは僕の後輩になるわけか。
裏門からあの学校って、目と鼻の先じゃなかったかな…

「さぁ着きましたよ。此処が私と萌のお部屋ですよ。」
南塔に入って割と直ぐに、ソフィアちゃんと萌ちゃんの部屋はあった。

まだ廊下の先はかなりある。
此処で働いている女性がどれだけ多いのかと、関心してしまう。

「突然お邪魔して悪くない?…萌ちゃんもゆっくりしてるんだろ?…」

「いえいえ大丈夫ですよ、萌もきっと喜ぶと思いますです!」
「そ、そう?」
ソフィアちゃんがそう言いながらドアノブを握り思い切り開ける。

「お、お邪魔します…」

部屋の中はシーン…って、萌ちゃん寝てるじゃん。
ホントに入ってよかったの?

部屋の真ん中に置かれた、キングサイズぐらいのでかいベットの上で寝息を立てている萌ちゃん…
そのあどけない寝顔はかなり可愛い…

「昨日は萌、遅番だったんでしょ?…、花咲夢乃さんが来るっていうんで、普段より大変だったんじゃないの?…」
そうなんだ…こうやって陰で支えてくれている皆がいてくれる…ってことなんだね。

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