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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 930

「ご主人様にとっても、我々にとっても大事なお客様ですし、これからにも…スタッフ総出で夜遅くまで仕事してましたしね」
「それは御苦労様だね…ゆっくり休んだほうがいいんじゃないかな」

「私の部屋に行きますかぁ」
「舞の部屋は一人ですもんね」

「そうだねぇ、それがいいかもな…」
流石にこんなにぐっすり眠かっている萌ちゃんには悪いもんな…

出来ることなら萌ちゃんの可愛い寝顔をいつまでも見ていたい気もするけど、舞ちゃんとソフィアちゃんの手前そうもいかないからな…

「私の部屋はソフィアたちの隣なので」
舞ちゃんの部屋に案内される。
舞ちゃんは純ちゃんとルームメイトだったから今は一人なんだよね。

「純ちゃんって一緒にいた頃はどんな子だったの?」
「結構難しい本も読んだりしていて、あの頃からいろいろ描いていたんですかね…」

やっぱり漫画作家とは言え、しっかりと地固めはしとかないといけないんだろうな…
「純ちゃんってホントは…男同士の恋愛物とかが描きたいんだろ?…」

「ええ…BLってヤツですよね…ここにいる頃はよく、啓くんにクロッキーのモデルになって貰っていたんですよ。」
そういうことで、純ちゃんと啓くんは仲良くなったって訳かぁ…

そこからうちの会社で下着モデルの話が来たり、果ては今度の映画で花咲夢乃…由乃さんと共演するんだもんな。
もともとどこかの事務所に所属していたってことかな?

「啓くん、今度役者デビューするらしいけど」
「ああ、聞きましたよー」

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