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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 897

ヤンチャまでとは言えないけど、確かに高校時代は酒にタバコ…好奇心で手を出していたっけな…
女に関してだって弥生さんと付き合っていなかったら、手当たり次第に関係を持っていたかもしれない…
まあそんなに自分の思い通りにはいかなかっただろうけどね;…

「高校時代の匠さん…どんな男子だったんです?…」
ワイングラス片手に、香澄が弥生さんに向かい首を傾げた。

「…昔も今も、可愛い、それにかっこいい男の子だったわ」
「弥生さんは匠さんとお付き合いされていたんですか?」
「そうね」

あの頃は僕は本気だった。でも弥生さんの気持ちは知ることが出来なかった。
心残りはそれだったんだ…

「人の話しには聞いていたんです…だけどなかなかちゃんと聞く機会がなくて…」
それゃあ気にはなってはいたんだろう…
10年以上前のこととはいえ、弥生さんは自分の夫の昔付き合っていた人だもんな…

「そうね…私もゆっくりと話しをしなきゃって、ずっと思っていたのよ…」


弥生さんはお袋の親友で、親父の教え子の一人。
学園のアイドル的存在だったお袋に対し、当時はクールであまり近寄る男子がいなかったとは以前お袋が言っていた。

「弥生さんが近寄りがたい?なんか意外ね」
「これでも空手とかやってたからね」
「そうなんですね…」

「あの当時は彼氏とか男の子と付き合うとか…余り興味が無かったのね…」
「それじゃあ…?」
「ええ…もちろん処女だったは…男の子とキスさえもしたこと無かったもの…」
そうだったのか…
高校時代に妊娠したお袋や鈴田美恵子さんとは、大きな違いだな…

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