ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 1027
まあこの前の新庄のことを考えるとそれも一理あるかもしれないが…
「あの時は私が酔っ払って匠さんに迷惑かけちゃいましたし」
「ああ…あれね」
葉月ちゃんも意外と弱かったんだよね。
家まで送って、その後…あれ以来の2人での食事だ。
「みんな一緒もいいですけど、2人きりもいいですね」
「ああ…皆と一緒だと、踏み込んだ話しは出来無いもんな…」
うちの部署の飲み会は、どちらかというと皆で楽しく飲む!って感じだからね…
「はい…こうやって落ち着いて匠さんと話しも出来ませんからね…」
僕の目を見ながらはにかむように微笑む葉月ちゃん…
その葉月ちゃんの薄茶の瞳に…なんだか吸い込まれそうなんですけど;…
こんなに可愛い顔して、脱いだらビックリするくらいのナイスバディ。
おそらく社内、僕の知る限りでは一番の巨乳だろう。
それでいて少女のような無邪気さも兼ね備える。
…実際、つい先日まで処女だったんだもんな。
葉月ちゃんが案内してくれたお店はおしゃれな雰囲気の小料理屋といった感じ。
メニューには玄米とかとろろとかヘルシーな素材が並ぶ。
なんだか今時の女の子にしては地味な感じの店だけど、そんなとこがまた葉月ちゃんの良さでもあるよね…
「おっ葉月ちゃん、やっと彼氏を連れて来たのかい?…」
カウンターから声を掛けてくる小意気な板前…
葉月ちゃんはこの店の常連なんだね
「いえいえ、この人は会社の同僚で、奥様もお子さんもいるんですから」
「僕は見栄でもいいからそう言ってもよかったのに」
「匠さんったら」
お冷を飲みながら葉月ちゃんがほんのり顔を赤くさせる。
「このお店は父の友人がやってるんです」
「へぇ」