(続)格好が・・・ 28
「あのう…泉さんの隣の人…アダムのモデルの方ですよね」
彩奈は泉の隣に座っている修を見つめながら尋ねた。
「そうよ。長瀬修くんっていうの」
修の代わりに泉が応えた。
「とてもカッコイイ人ですね!…泉さんの恋人さんなんですか?」
「ええ!そうよ」
泉は笑顔で応えた。
「私、お2人がモデルの『アダムとイブ』を見せてもらいましたけど、やっぱりお似合いのカップルですね」
「ありがとう!」
「この子、あの絵を見たのか?」
修が泉の耳元で囁いた。『アダムとイブ』は、その絵の性質上、また、モデルの泉や修の希望もあって、普段は人目に触れないよう、美術準備室に置かれていた。
「うん。この前、美術室を見学した時にね…」
泉は修に、彩奈が広夢に憧れていて、素敵な絵を描きたいと言っていたことを話した。
「そうだ。『アダムとイブ』もこの店に飾るようにしたらどうだ。…どうですか?森崎先輩…」
大介が言うと、
「そうね!広夢くんに相談してみるわ」
雪乃はそう応えた。
「ええっ!それはちょっと、恥ずかしいですよ…なあ、泉」
泉は修に言われて、少し考えた。
「私は、飾ってもらうのも、いいかも」
「「ええっ!?」」
何人かが驚きの声を上げた。
「だって、恥ずかしいから美術準備室にしまっておいてもらったんじゃないのか?」
「うん…学校で、見えるところに飾られたら、恥ずかしいよ。でも、せっかくの絵だし、私自身が見られるわけじゃないし…」
「本当にいいのね?」
「ええ!せっかく私たちがモデルになった絵ですし、学校以外の所でなら飾られてもいいですよ」
雪乃の問いに泉はきっぱりと応えた。
「泉がそう言うんだったら…」
と、修も納得した。
「そうなると、学校帰りにこのお店に立ち寄る生徒が増えて、このお店が繁盛することでしょうね」
「そうね!私の絵を見に、このお店に寄ってくる子が結構いるわ」
大介が言うと、雪乃は微笑みながら応えた。実際、『白き天使』を見たさに、4月からの新入生も含めた白光学園の生徒達がかなりこの店を訪れていた。
その頃、紗綾香と洸だが。
家に着いた後、洸は自分の部屋に紗綾香を招き入れた。紗綾香は服を脱いでショーツ1枚のみとなり、洸もパンツ一丁の格好になった。
そして、紗綾香はベッドに座り、洸に言った。
「ねえ、初めに私の胸を揉んで」
「えっ!?」
「胸が少しでも大きくなるように、洸の手で揉んでもらいたいの」
「ああ、わかった」
洸はベッドの上に乗っかり、紗綾香の背後に腰を下ろすと、両手を伸ばして紗綾香の胸を揉み始めた。
「あぁぁん……もっと揉んでえぇ…たっぷり揉んでえぇぇ……」
洸に胸を揉まれ、喘ぎ悶える紗綾香。
「あぁ、毎日ぃ、揉んでほしい…」
「水泳で、胸はちいさいほうがいいんじゃないのか?」
洸は揉み続けながらちょっとからかうように言った。
「水泳、選手で出られるなんて、短い期間…でも、女ってずっと続いてく…」
「そうか…」
洸は体を密着させて揉み続ける。