PiPi's World 投稿小説

(続)格好が・・・
官能リレー小説 - その他

の最初へ
 20
 22
の最後へ

(続)格好が・・・ 22

卒業式の式典は講堂を兼ねた体育館で行われた。校長が挨拶と祝辞を述べた後、生徒会長の遥が在校生を代表して送辞を読み上げ、続いて、卒業生を代表して前生徒会長の優奈が答辞を述べた。そして、卒業証書の授与である。
ここでは卒業証書の授与の際、卒業生たちは制服以外の、各自の高校時代を象徴するスタイルで臨むことになっていた。
サッカー部員や野球部員の卒業生はそれぞれのユニフォーム、剣道部員は剣道着、柔道部員は柔道着、陸上部員はランニングシャツに短パン、テニス部員はテニスウェア、雪乃をはじめ新体操部員はレオタード、水泳部員は競泳水着といった格好で、それぞれ壇上に上がって卒業証書を受け取った。
優奈をはじめ生徒会役員だった卒業生は学校指定の白い水着で臨んだ。その水着が学校指定になるよう自分たち生徒会が尽力したという優奈の意識からであった。
運動部に属していなかった卒業生たちはというと、多くは学校指定の水着や体育着だったが、学園祭などでの衣装、アルバイト先での衣装、スキーウェア、登山スタイルなどといったものが見られた。
こうして卒業証書の授与は完了し、卒業式は閉幕した。

 そして終業式を経て、春休みを迎え、八人でスポーツセンターの屋内プールに行く日が来た。
 八人は現地で待ち合わせるのだが、そこに至る前に何人かは二人ずつなどで待ち合わせていた。

 「待った?遥?」
 「全然。なんか数日ぶりなのに久しぶり。大介君」

8人全員がセンター入口前り集まると、中へ入った。そして、男女別に更衣室で水着に着替え、プールサイドにて合流した。

紗綾香は洸のすぐ目の前に迫った。
「ねえ、どうかな?初めてのビキニなんだけど」
「ああ。結構決まってるぜ」
広夢はビキニ姿の真美にうっとりだ。
「真美、とても奇麗だよ!」
「ありがとう!広夢に気に入ってもらえて嬉しいわ」

遥は白いビキニだが、トップもボトムも、紗綾香や真美の物に比べて面積が半分程度の物だった。
「遥、とってもセクシーで、よく似合ってるよ」
「ありがとう!大介」

泉の水着はというと、色は赤で、布地の面積が極めて小さく、胸と股の大事な部分を最小限に隠すといった感じの、いわゆるマイクロビキニだった。
「泉先輩らしい、とても大胆な格好ですね!」
泉の姿を見つめながら紗綾香が言った。
また、修はブーメランタイプの黄色いビキニパンツを履いていたが、それに対し当人は、泉に強引に勧められたと言った。

 昨夏と異なり、どの水着も周りから浮いているようなことは無かった。遥と泉は今回の水着を買うにあたって特定のサイトだけでなく複数のブログや実店舗の情報を集めて総合的に判断したのだった。
 洸はちらちらと泉や遥の方を見る。
 「何、やっぱ巨乳がいいわけ?」
「いや、そんなんじゃなくて。…根谷先輩や片野先輩、よくあんなに大胆になれるなと思ってさ…」
「ふーん。私にはとても真似できないもんね」
「紗綾香は紗綾香のままが一番だよ。俺はありのままの紗綾香が大好きだ」
「ありがとう!洸」
紗綾香は嬉しくなり、満面の笑みで洸を見つめる。

「おい長瀬、そのブーメランパンツ、結構決まってるじゃないか。よく似合ってるぜ!」
泉と肩を寄せ合う修に向かって大介が言った。
「ちょっと恥ずかしいな。泉が、これにしろってうるさくてな…」
「でも長瀬くん、凄くカッコいいわよ!…サッカーで鍛えてるだけあって、いい体してるから…」
大介に寄り添っている遥が修に言った。
「延田、お前こそ遥とお揃いで、随分と大胆じゃないか」
修が大介に言い放った。大介は白いビキニパンツを履いていたが、遥の超ビキニのボトムと同じぐらい小ぶりで、ヘソから十数p下まで下腹が露わになっており、股間の膨らみを際立たせていた。色も遥の超ビキニと同じ白で、お揃いと言っても差支えなかった。
「いやあ、俺も遥に、是非にと勧められて…」
大介は照れながら言った。

SNSでこの小説を紹介

その他の他のリレー小説

こちらから小説を探す