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異端児カラス
【学園物 官能小説】

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塒(ねぐら)-5

「やだ……ヤマト……恥ずかしいからやめて……」

「あかん。許さへんで」


俺の目の前にぱっくりと口をあける相原のピンクの花園。
そこは今にも俺の顔にしたたり落ちてしまいそうなほど愛蜜が溢れ出してキラキラ光っていた。

俺は両手でその花弁を大きく広げると、充血した割れ目に舌をめいっぱい突っ込んだ。

「……ううんっ……」

相原が快感のうめき声をあげる。
俺は窒息しそうなくらい深く茂みに顔をうずめたまま、何度もそこを舌で掻き回した。


「はぁ……あ……ヤマト……」


「相原……俺のんも……して」

舐めても舐めてもじわじわ溢れてくる甘い樹液を貪りながら俺が言うと、相原は押し寄せる快感の渦にのまれそうになりながらも一生懸命俺をくわえ込んできた。


「……うっ…ああっ……」


突然おとずれた強い快感に俺は思わず腰を引きそうになる。

今の体勢では見ることが出来ないのだが、相原の柔らかい唇が俺のぺニスを包みこんで上下に動いているのがはっきり感じられる。

そしてその度に相原の器用な舌が複雑な動きで俺にうねうねと絡みついてきた。


「……う……相原……あかん……出てまう……」


俺はすぐにでも達してしまいそうなのをこらえながら目の前の花園にむしゃぶりついていく。


硬く充血したクリトリスをきつく吸い上げながらドロドロの秘裂に指を挿入し、内側からもその裏側あたりを強く擦ってやった。

「……ふうっ……んんっ……」

俺のモノで口をいっぱいにしながら、相原は切ないため息をもらす。

その苦しそうな声に俺はまた欲情し、より一層強く相原の紅い真珠をくわえ込んだ。


「……あっ……ああっ……」


目の前で収縮する淫靡な大輪の薔薇。そして下半身を駆け巡る痺れるような快楽。


俺達はしばらくお互いの性器を夢中でむさぼりあった。
ただただお互いの激しい吐息だけが部屋に響きわたっていく。


これほどまでに狂おしく凄まじい快感を、俺はいまだかつて味わったことがなかった。

相原の汗と俺の汗が混じりあい、唾液と性液がぐちゃぐちゃになって、俺達はまるで一つの生き物みたいに繋がりあっている。


喘ぎ声を出すのさえ忘れて、俺達はただひたすらに互いを幸せにしたい一心で、愛を注ぎあった。


「……もう……ダメ……許してヤマト……」


相原が上擦った声を出した。
俺自身の肉塊も一刻も早く熱を放出したがってうずうずしている。

俺は身体を起こして相原の上になった。

激しい相互愛撫で、相原の表情はすでに絶頂を迎えた後のようにトロンとなってしまっている。


なんちゅう可愛い顔すんねん。
そんな顔、絶対俺以外の男に見せたらあかんで。


「……ヤマト……」

「……前も言うたけど……彰吾って呼んでぇや……相原には名前で呼ばれたいねん……」


俺達はゆっくりとキスを交わした。

「……ショウゴ……」


相原は異国の言葉を口にするように、ゆっくりと俺の名を呼んだ。


その響きだけで俺の心はいっぱいに満たされる。

『みんなのヤマト』から解放されて、お前だけの男になれる気がするから―――。


俺は脱ぎすてたジャージのポケットから手探りでゴムを取り出し、装着した。

相原とのセックスには本音を言えばゴムは使いたくない。
相原と俺を隔てるものなんて全て取り除いてしまいたい。

だけど、それ以上に相原を悲しませるようなことになってしまうことのほうが今の俺にとっては怖い―――。


俺は相原の足を持ち上げると、たっぷり潤いをたたえた蜜裂にゆっくりと俺自身を沈めた。


「……あ……ううん……」


相原は少し眉をひそめて、ミリミリとこじ開けられていく己の秘肉に意識を集めている。


根元まですっぽりと相原に包まれると、無数の突起が四方八方から俺に絡みついてきた。

「……気持ちええわ……」


優しく締め上げられるような快感に思わず俺も目を閉じる。


ゆっくり腰を動かすと、相原は早くも甘い吐息をもらし始めた。濃厚な前戯ですでにかなり昂ぶっていたのだろう。


俺は前回のセックスで確かめられなかった別のスポットを探して、ゆっくりと角度を変えながら相原の中を何度も往復した。




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