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異端児カラス
【学園物 官能小説】

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孤独-8



俺は相原の足を持ち上げ、濡れそぼった陰裂にゆっくりと腰を沈めていった。


入口付近に微かな抵抗感があったが、肉襞を押し広げるように腰を左右に動かしてやると、まるで抵抗するのを諦めたように相原は俺をすっぽりと受け入れた。


「……んっ……」


挿入の瞬間相原は小さくうめき声をあげたが、表情はおだやかだった。


「……相原ん中……むっちゃあったかい……」


快感よりも幸福を感じていた。
ずっと持て余していたどうしようもない孤独感が、ゆっくり癒されていく。


このままずっと繋がっていたい。
俺は挿入したままの状態で、しばらく身動きせずに温もりを味わっていた。


何故かはわからないが、涙が溢れそうになっていた。

じっとしているだけなのに、相原の膣壁がうねるように俺のペニスを抱きしめてくる。

「……あかんわ……俺……すぐイってまいそうや……」


相原の肩にしがみつきながら弱音を吐く俺。



こんなはずじゃなかったんやけどな……。
俺がリードして、お前を満足させてやるつもりやったのに……。


窮屈な姿勢のまま、俺はゆっくりと腰を動かし始めた。
ボロい長椅子が思い出したようにギシギシと悲鳴をあげる。


「……あっ……はぁっ……はっ……」


相原の呼吸がだんだん荒く乱れていく。


「……相原っ……もっと…声出して……」

「……んんっ……ダメ……」

「……もっとお前の声……聞きたいねん……」


俺は相原の反応を見ながらイイところを探るように腰を動かした。
角度と深さを少しずつ変えて、相原の身体の奥にあるはずの快感のスイッチを探す。


丁寧に、慎重に、慈しむように、俺は相原の中を何度も往復した。

そして俺のはち切れそうなペニスの先がクリトリスの裏側あたりを擦りあげた瞬間、相原の膣が激しく収縮した。


「……あっ…ダメ……」

「ココか……?」


囁きながらさっきより少し強くその場所を突きあげると、相原の顔が快感に歪んだ。


「……ヤマト…そこ…ダメ……」

相原がこんなに美しく妖艶な表情をするなんて、誰が想像できるだろうか。


「……ダメならやめるで……」


相原の本心を知りながら、俺はわざと意地悪をしてペニスをギリギリまで引き抜いた。

たった一言でええから……お前に求められたい。


「……なぁ……やめようか……?」


「……い…いや……」

「……何が?……もうやめて欲しいん……?」

「……ち…ちが……」

「言うて……どっちなん…?」

「……や……やめないで……」


相原はまた耳まで真っ赤になっている。
ほんまにむちゃくちゃ可愛い。


「ちゃんと言うてみ……何が欲しいねん?」



「……ヤ……ヤマト……」

「ヤマトやなくて……彰吾って……呼んでくれへんか……」




「……しょ…う……ご……」


名前を呼ばれた瞬間、俺のほうがイきそうになった。
もう我慢できそうにない。



「もう……ヤバイわ……」


俺は覚えたての相原の快感のツボめがけて激しく腰を打ち付けた。


「はあっ……あああっ……」


さすがに耐え兼ねて相原も声をもらす。
長椅子が壊れそうなほど軋んだ音をたてた。



「……あっ……ああっ……ああっ……気持ち…い…」



「……ううっ……相原っ……相原っ……」


相原の「気持ちいい」という言葉で俺はあっけなく達してしまった。



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