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止まらない痴漢電車/藤崎リンの場合
【痴漢/痴女 官能小説】

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止まらない痴漢電車/藤崎リンの場合-5

「ん…だめ…」
ついさっきまでは不機嫌さを顕にしていた派手な瞳。
その瞳を切なげに閉じ、自由に動かない身体をモゾモゾ蠢かせるリン。
リンが虚しく抵抗を続けいる物。
それは痴漢たちの手であって手ではなかった。
それは痴漢たちにもたらされる、全身の痺れるような感覚に対してあった。
そう…今のリン。
痴漢たちの手に感じ始めてしまっているのだ。
心はどうあれ…肉体はしっかりと反応を始めてしまっているのだ。
その肉体の反応を理性で封じようとしているリンだが…。

痴漢たちのもたらす刺激は強すぎた。
そして…この痴漢たちは傍若無人過ぎる。

前から触ってきていたサラリーマン風の男。
一旦、リンの股ぐらから指先を離すと。
リンとの僅かに距離を取る。

『もぅ…やめて…』
『やめないで…』
相反する二つの思いに苛まれるリン。
恐る恐る両目を開くと弱々しい目つきでサラリーマン風の男を見上げた。

そのサラリーマン風の男はニヤニヤとリンを見下ろし。
素早い動きでリンのスカートのホックに手をかけた。

「あっ…あぁぁ…」
為す術なくスカートを脱がされてゆくリン。
どんなに短いスカートでもあるのとないのでは大違いであった。
まるでリンの抵抗する心がまた一枚剥がされた。
そんな感じであった。

「だめ…だめ…」
次の行動を予期したしたのか。
虚ろに目を開いたリンが弱々しく顔を横に振るが。

リンの予期した行動まではワンクッションあった。

サラリーマン風の男が身を屈めるようにして、リンの唇を自分の唇で塞いできたのだ。

「ん!ふん…」
突然の事に目を見開き、鼻から息を漏らすリン。

そんなリンの唇を、舌を、口腔をベチャベチャと舐め回すようなサラリーマン風の男。

それはキスと言うにはあまりに卑猥な行為であった。
だが…確実にリンの脳髄を痺れさせている。
そして…。
「ん…んん…んっ」
その痺れに両目を閉じたリン。
自らも夢中になって舌を動かしていた。

数秒後…。
たっぷりの余韻と唾液をリンの口腔に残してサラリーマン風の男の舌が離れてゆく。
それと同時に口の端をヨダレで光らせたリンが薄らと目を開く。
この時になってリンは初めて、自分のパンティの片方の腰紐が解かれいる事に気がついた。
痩せた褐色の腹。
その下の淡い陰毛が剥き出しになっている。
「あぁ…だ…め…」
震える声で呟くリン。
だがその言葉には何の意志も感じられない。

サラリーマン風の男が残った腰紐にかかる。

これを外されたら…終わり。
僅かに覚醒したリン。
「ダメッ!やぁだっ!」
足をバタつかせて、それなりの抵抗を試みる。
だが所詮、燃え尽きる前の蝋燭が一瞬燃え上がるソレであった。


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