投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

愛しのお菊ちゃん
【ホラー 官能小説】

愛しのお菊ちゃんの最初へ 愛しのお菊ちゃん 9 愛しのお菊ちゃん 11 愛しのお菊ちゃんの最後へ

愛しのお菊ちゃん3-1

武士の子 お菊ちゃん

僕はお菊ちゃんを自分の部屋に運ぶと。
ベットの上にそっと下ろした。
その瞬間に体重を戻したのかなぁ…ベットがキシッと軋んだ。

お菊ちゃんはちょこんと座ったお尻の下を。
珍しそうに覗き込んでいる。

「ど…どうしたの?」
僕は両手を膝につき、前屈みになるとそんなお菊ちゃんの顔を覗き込んだ。

「誠に柔らこう…ございます」
お菊ちゃんは嬉しそうにニコニコと笑っている。
そしてベットの弾力を確かめる様に身体を揺すってる。

「フカフカでしょ?」
満面の笑みを浮かべて、そんなお菊ちゃんに話しかけちゃう。

「フカ…フカ?」
またキョトンとするお菊ちゃん。

キスの時もそうだったけど。
所々、こんな調子なのって結構楽しい。
「フカフカ…ってね、大変柔らこうって事」
僕の顔から笑顔は消える気配はない。

「フカフカ……誠にフカフカにございます」
いたずらっぽく笑ってみせるお菊ちゃん。

「本当にお利巧さんだね…お菊ちゃん」
あっ!お利巧さんは判るかなぁ…言ってから気づいたけど。

ニッコリ笑い続けてるお菊ちゃん。

「ね…お利巧さんは判る?」

「何べんも言われると…恥ずかしゅうございます、色々勉強したゆえ判ります」
お菊ちゃんはちょっとだけドヤ顔。

「そっか…偉いねぇ、お菊ちゃん」
僕も殊更のニッコリ顔。

「もぅ子供扱いされては怒ります」
お菊ちゃん…僕をジッと見つめ、プッて膨れてみせた。
けど目だけは直ぐに笑う様に泳ぎ始めてる。

ダメだ可愛い過ぎる、我慢も限界に近くなってきた。
すっと身体を起こすシャツの裾に手をかけた。

お菊ちゃんはハッとした様にその様子を見つめている。

そして僕がシャツを脱ぐと。

「ハッ!」
お菊ちゃんが顔を背けてた。

あ…恥ずかしかったかなぁ。
「ごめん…大丈夫?」
とは言ったものの僕は収まる訳もなく。
上半身裸のままお菊ちゃんの横に座る。

すると…。
固まった様に背筋を伸ばして座るお菊ちゃん。
顔は僕と反対の方に向けて俯いてる。
小刻みに震えてもいる。


愛しのお菊ちゃんの最初へ 愛しのお菊ちゃん 9 愛しのお菊ちゃん 11 愛しのお菊ちゃんの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前