DOLLHOUSEU 2-7
「我慢できねえっ!」
男が私の膝頭を握り込んで勢いよく動き始めた。
私の深部をノックする。
だめだ。だめだ。
「はっ!はっ!はっ!」
「んっ。 く。 くぁっ。 ああぁっ」
身体の奥の扉が開く。
快楽があふれ出す。どうしたらいいの?ご主人さま。
もう、押さえ込むことは出来なかった。
腰をくねらせて男に貪欲に食らいついてしまう自分。
嫌だ。こんなこと。
「たっ… たす… けて… ごしゅ… …ま ああぁぁっ」
ご主人さま以外の男に。
嫌だ。そう思っているのに。
「あっ… ぁん… あ… あはっ…」
私は自分の身体の動きをとめられない。
男の動きに合わせるように腰を振ってしまう。
身体が反って絶頂に向かっているのは自分でも分かっていた。
「へっ。 身体は、正直、だよ、なあっ!」
そのとき。
私の視界に入ってきたもの。
「いやあぁ!いやぁぁ!見ないでっ!見ないでぇぇぇっ! うっ! あっ… あああぁぁっ…」
身体はうねる激流に飲み込まれ、動きを止められなかった。
そして。それが止まったのは硬直し頂点に達した時だった。
……ご主人さまの目の前で。