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イジメテアゲル!
【学園物 官能小説】

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イジメテアゲル!-20

「あ、痛っ……、ちょ、強いって……」
「我慢するの! あたしをバカにした罰だもん」
 千恵は再び彼の腰に跨る恰好になり、陰茎の上にショーツの窪んだ部分を押し当て、お互いの淫液で滑らせる。
「アッ……!」
 二人の身体に電撃が走ると、甲高い声が重なる。
「すごい……ね。なんか……不思議、だって指でするときより……、ずっといいもん」
 快楽に蝕まれ始めた千恵は、目を眠そうに半瞑りにして彼を見つめる。ただし、その隙間から見える瞳には、熱情の色が強く出ている。
「オナニーってさ、寂しいんだ……。してるときは気持ちいいのに、終わった後はすごく切なくなる。英助にも分かると思うんだけど、あたしの勘違いかな?」
「おれは、別に……」
 ――分からないでもない。
 最近は美奈を見るだけでも胸が締め付けられる。切なさと片付けるには、まだ気持ちが整理できていないというのに、彼女は自分を……。
「慰めあおうよ。それぐらいいいよね……」
「ああ……」
 彼女に同情したからではない。ただ、英助もまた寂しかったから……。

〜〜

 壁に背中を預け、胡坐をかく。シルクの布地の下に手を潜らせ、ムッチリとした尻肉を揉む。猫背になりブラウスの膨らみに顔を埋める。邪魔なボタンを食いちぎりたくなるが我慢する。
「あ、英助……、いいよ……すごいキモチイイよ……」
 英助の胡坐に跨る千恵は背を弓なりに反らせながらも、彼のワイシャツをつかみ、離れないようにしている。
 亀頭と擦れるシルクのショーツはべっとりと濡れ、濃い陰毛を滲ませる。
 慰めあいは快感を生み出すものの、切なさを募らせる。耐えられなくなった英助はひそかに布をずらそうとイタズラをしたが、千恵の寂しそうな「それはダメ」という言葉に未遂に終わった。直にお尻を触らせてくれるのは彼女の譲歩かもしれない。
 英助は物足りなさを感じていた。このまま続けていけば果てることも出来る。それは一人でするより気持ち良いはずだ。だが、目の前にいる彼女を感じることが出来ない。
 お尻を弄る手をより深い部分にもぐらせる。
 臀部の割れ目に沿って蠢かせ、お尻の穴を刺激する。
「あ、や、そんなところ汚いってば……」
 千恵は嫌がりながらも、その素振りを見せない。むしろ彼の行為を煽るように腰をくねらせる。しかし、英助の目的は別にあった、
 お尻の穴を弄るのをやめた指はそのまま手前に移動し始め、割れ目に触れる。
「ちょ、駄目だよ英助……、そこは……」
 英助の右手がお尻から離れ太腿の付け根に触れる。そしてナメクジのように這い回り、ショーツへと潜りこむ。
「あ……ん、そこ、だめって言ってるのに……」
 拒む声も今の英助には煽りにしか聞こえない。
 前後からの侵略になすすべの無い千恵は、生まれ出る刺激に身悶えるだけ。
 ショーツこそ脱がせないものの、その中では両の親指で彼女を暴いている。
 布越しに亀頭を押し当てる。ただし、開いた部分に。
「わ……やだ、ダメなのに、感じちゃうよ……」
 もうあと一押しで彼女の理性が屈服する。
 新たな誘惑を送ろうと、英助は中指で彼女を浸蝕する。
「あ、だめ、英助が中に入ってきちゃう……それ以上されたら、あたし……になっちゃうよ」
 初めて触れる女の中は狭く、デコボコに満ちていた。指一本ならまだ余裕があるが、逸物を入れるべき場所なのか信じられない。
「なっちゃえよ……」
 中指で内側を擦ると、千恵は敏感に反応する。足の踏ん張りが利かなくなり、彼女はそのまま英助の膝に腰を降ろし、体を預けてしまう。
 きついながらも、もう片方の中指を侵入させる。交互に押し、引き、摩り、弄る。千恵はその一つ一つに細かく体を震わせる。
「お願い、ダメなの……、ほんとダメなの……」
 懇願する彼女にも関わらず、英助は冷酷にもその行為を辞めようとしない。
 おくから溢れ出る蜜はとめどなく、入り口に閉まり具合もやや緩くなり始めていた。


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