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イジメテアゲル!
【学園物 官能小説】

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イジメテアゲル!-21

 ――もういいかな。
 英助は力なくもたれかかる彼女の体を抱えあげ、少し前に抱き寄せる。ショーツをずらし、濡れるに濡れた赤い蜜壺を暴く。
「ねぇ英助……、指ピンと伸ばして」
 抵抗のつもりだろうか? しかし、優位は自分にある。英助は素直に従う。
 千恵はその指をより飲み込むと、より奥へと導く。
「ん、あ……やだ、あたしったら……、ね、もうちょっと我慢してね……」
 彼女の目的は不明だが、自ら痴態を見せ付けてくれるのも悪くないと、好きにさせる。
 そのうちに指先に何か触れる。千恵は英助の指で自分のをかき回すように動かす。
「分かるかな……」
「なにが?」
「いま英助が触ってるのって、女の子の大切なものなの」
「えっと、処女の……」
 千恵はゆっくりと頷く。
「重い話かもしれないけど、あたしもやっぱり最初は好きな人に捧げたい。子供っぽいかな?」
「そんなことないよ……。ゴメン、俺どうかしてた。そうだよな、なんちゃってエッチなのに、なに本気になってんだよな。これじゃただのサルだ」
「しょうがないよ、英助は男の子だし、それにあたしの魅力がいけないの」
 自らの軽率を笑う英助に、千恵は寛容な態度を示す。
「ごめん、なんか切なくってさ。そういうのって言い訳かもしれないけど、でも触わりたかった」
「うん、分かる。だから……キスまでならいいよ」
 千恵は英助の眼前五センチまで唇を近づけるが、それ以上は踏ん切りがつかないらしく、寸止めに終わる。
 英助は官能的な赤を目指し、顎を押し出す。
 貪欲に求めようとする英助は、早速舌を差し入れる。厚みのある唇を舌でなぞり、強引に割り込む。ファーストキスを経験しただけの彼は、抑えが効かず、欲望のままに求めてしまう。ここ数日の渇きを潤すつもりで。
「ん、んぅ、はむ、ちゅ、やだ、英助、強引過ぎ……、ん、はぅ……」
 逃げようとする彼女の腕を掴み、押し倒す。近くにあった布を枕代わりに彼女の頭の下に敷く。
 息をするために唇を離し、唾液に濡れる唇を指でなぞる。
「あたしなんかドキドキしてきた。もしかして英助のこと少しだけ……」
「なんだよさっきから、気になるから言ってくれよ……」
「えへへ、これ以上は教えないよ。明日からいじめっ子といじめられっ子に戻るんだし……」
「お手柔らかに……」
「ね、続き……しよ」
 千恵は英助の背中に手を回し、足も絡ませる。英助もその求めに応じ、逸物を筋にあてがい、擦り付ける。
 既に互いの愛液で濡れるに濡れたショーツは滑らかで、サオの全身をぬるりと擦る。
 確かに気持ちがいいが、まだ物足りない。英助は千恵の手を取り、自分のものをン握らせる。
「ちょっと、やだ……変態……」
「今更何をいってるんだよ。さんざん痴漢扱いしたくせに……」
「改めてそう思ったのよ……」
 それでも彼女は拒まず、握り返してくれる。亀頭が彼女の指先に包まれる。愛液に汚れた指に弄られると視界がぶれる。
「やべっ……千恵、俺もうすぐ……」
「ん、もう、イク……の、しょうがない……から、一緒に……いってあげる……ンッ! だから……」
 腰を加速し、絶頂を意識する。快感に喘ぐ千恵は半開きの口から赤い舌をちろちろと覗かせる。陰茎を掴む指はすがりつく程度で力は無いが、まっすぐに投げかけられる瞳は、最後まで交歓を望んでいるように思えた。
「千恵……、千恵……」
 英助は彼女の舌先にかぶりつくようなキスをして、布越しに彼女を突き立てる。
「わ、もう、あたし……い、いっくぅ……」
 絶頂に達した彼女は甲高い声を上げて、全身を伸ばす。意識してなのか、英助を握る手に力が籠もる。
 痛みにも似た刺激に、英助の脳裏に火花が煌く。そして訪れる開放感。彼女の指とショーツにくるまれた亀頭の先っぽから勢い良く精がほとばしる。


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