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イジメテアゲル!
【学園物 官能小説】

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イジメテアゲル!-19

「何考えているんだよ。そんなこと、取引に……」
「だって、これぐらいの秘密じゃないとしゃべっちゃうでしょ? 進藤だってさっき気持ちよくなりたいって言ってたし」
「それは別に今すぐっていう意味じゃなくて」
 布越しとはいえ、肌を触れ合うと思春期の身体は正直に反応してしまう。ズボンの一部が盛り上り窮屈になる。
「それにさ、進藤のせいでもあるんだよ……あたし、さっきイケてなかったし」
 英助の脳裏に暗い部室で蹲っていた千恵の姿が浮かび上がる。切なげに吐息を漏らし、せっせと自分を慰めていた彼女。それは生産的な行為ではないが、それでも彼女にとってささやかな至福の時。
「それともミーさんの御赦しがでないとダメかしら?」
「俺はミーさんとはただの友達だ。いちいち顔色伺うなんてことしない」
 つい声を荒げてしまうが、これには当の英助自身驚いている。いくら美奈がいないとはいえ、二人の主従関係を否定してしまうのは、自立というよりも決別に近い気がする。
「ふーん、じゃあ出来るよね? でも、いれるとか無しね。なんちゃってエッチだからね」
 多香子のフェラチオには驚いていたものの、千恵にも当然性行為の知識はある。
 彼女はスカートを捲りあげ、純白のショーツを見せ付ける。素材はシルクでフンワリと柔らかそうな生地。小さくリボンがついており、少し子供っぽい。ただ、クロッチのあたりがやや滲んでおり、陰毛が透けて見える。
「進藤のも見せてよ……」
 英助がチャックをおろすと、黒い布地に包まれたモノが勢い良く顔を出す。小のスリットが無いため、グロテスクなものを見せずに済んだが、千恵は間近にある男性器に興味津々の様子で目を輝かせている。
「触ってもいい?」
「いいけど、爪とか立てるなよ。男のは結構繊細なんだから……」
 先ほどの気の毒な彼氏は無事だろうか。自業自得と思いつつも、同情を禁じえない。
 千恵は逸物には触れないようにパンツを掴み、ゆっくりとずらす。ゴムの部分が亀頭を擦ると、それなりの刺激が起こり、英助は目を瞑ってしまう。
「あ、痛かった?」
 すまなそうに言う千恵は意外に思える。それとも、これが本当の彼女なのだろうか。
「痛くないよ。ただちょっと千恵が刺激するから……」
 英助が軽い気持ちで名前を呼ぶと、千恵は一瞬目を丸くして、すぐに伏せる。
「今だけはあたしと進藤はそういう関係ね。でも、今だけだよ。皆に変な風に思われたら困るし。わかった? 英助」
 語尾は上がり口調で若干の甘えを含む。眉が困ったようにハの字になり、彼の顔色をうかがっている。
 英助は今の彼女を可愛いと思い始めていた。
「それじゃしよっか……えっと、こうすればいいかな」
 千恵は人差し指と親指で輪っかを作り英助の逸物を上下に扱く。
 そっと触れる程度に摘まれているものの、筋張った尿道が刺激され、カウパー腺液が搾り出される。
「わ、さきっぽからなんか出た……」
 鈴口から滲み出る粘液に、千恵は驚いたような声を上げる。
「ただの我慢汁だよ。知らないのか?」
「それぐらい知ってるもん。ただ英助のことだから漏らしたと思ったの」
「はは、じゃあ千恵も漏らしたの?」
 英助はお返しに彼女の濡れた部分に指を走らせる。じっとりと濡れたクロッチはひんやりと冷たくなっており、触れるとニチャリと音を立てる。
「やん、やめてよ、恥ずかしい」
 千恵は弾かれたように身体を離す。
「怖いんだったらやめるよ」
「そうやって余裕ぶる……、あたしだって平気だもん」
 実のところ英助にも余裕がない。先ほどから鼻先を掠める酸っぱい匂いと、目の前でずれたブラからはみ出るCカップ強の胸の揺れ具合に煩悩を刺激されつつある。
 しかし、千恵は煽り文句と取ったらしく、英助のモノをぎゅっと握る。


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