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L&R −出会いそして依頼その1−
【ファンタジー その他小説】

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L&R −出会いそして依頼その1−-8

「あ、ちょっと待ってください!う、動いてるんですが・・・爆弾が・・・・。」
「動いてる〜?!キャロト〜、爆弾が勝手に動くわけないじゃない!って・・・ま、まさか・・・」
一瞬いやーな考えが頭をよぎったそのとき。
ズシ・・・ズシ・・・
なんだか歩く音がこちらに向かってくる。
そしてそいつは現れた。
四足歩行で真っ赤な体。よだれで潤った大きなお口にシャープな牙。背中から生えた翼と全身にあるちっちゃな角が可愛らしさをアピール。
「どわぁぁぁ!!!」
あまりの愛らしさに思わずしりもちをついてしまったキャロト。まぁ、当然の反応だろう。
正直あたしもこんなやつが出てくるとは思ってなかった。
こいつの名前は『ブラディーボ』悪魔系の魔物で中上級のやつだ。
以前に図書館にあった魔物図鑑で見たことがある。大まかな特徴しか載っていなかったが間違いないだろう。
魔物図鑑に細かな特徴が載っていなかったのにはちゃんと理由がある。
そう、目撃して生き残ったものが少なく詳しいことが分かっていないのだ。実際図鑑よか大きいみたいだし。
とにかく、それゆえどんな攻撃をしてくるのかも予測不能!
ほんとならこんなめんどくさいやつとは戦いたくないし、すぐに逃げ出すところなのだが・・・しかし・・・
「ねぇ、キャロト。驚いてるとこ悪いんだけど、もしかしてチャネリウム爆弾の反応って・・・。」
「えっ?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あっ・・・・・あぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」


やっぱし。
「あの魔物からなのね。」
「何だ何だ?!いったいどういうことなんだ教えてくれよエル。」
事態を飲み込めないあるにあたしは極めて簡単に説明をする。
「いいアル?あたしたちが探してたチャネリウム爆弾、それがあるのはあいつのお腹の中よ!」
「な、なんとぉぉぉ!!おい、じゃあ俺たちはあんなビックリ生物とやり合わにゃいけないのか?!」
「その通り!」
「・・・・・じゃ、お疲れ!!」
「なにが、お疲れ!じゃぁぁぁ!!!」
「だって、あんなん無理だろ無理!!俺は帰る!!か〜え〜る〜!!」
「子どもみたいにだだをこねるな!あたしへの借金どうすんのよ?!」
「ぐっ・・・・それは・・・・。」
おぉ!この状況でもあたしへの借りを忘れないとは・・・なんでかんでいいやつなんだ。アルってやつは。
「あ〜!!わかった!わかったよ!!!俺も戦ってやるさ。そのかわりボーナス出せよ?!」
「オーケイ!決まりね!キャロト、あなたはどっかに隠れてて!」
「は、はぃぃ!」

話がまとまったその時、あたしたちのやり取りが終わるのを待っていたかのように『ブラディーボ』が動き出す。
その体をブル
ッと揺らしたかと思うと・・・・ギギギィィン!!何か硬いもの同士がぶつかり合う音。


アルの方を見やるとその足元にはさっきまで『ブラディーボ』の体に生えていた角が数十個も転がっていた。
あれを飛ばしてきたのか?!おそらく『ブラディーボ』が飛ばした角をアルが剣で叩き落としたのだろう。
しかし、今のやり取りだけでもアルと『ブラディーボ』双方の凄さがわかる。
あたしも何でも屋としてやってるだけに常人よりははるかに強いし、身体能力も比ではないだろう。
だが、そのあたしをもってしても今の『ブラディーボ』の攻撃を半分ならともかく完全に防ぐことは無理だろう。
だが、アルはいとも簡単にそれをやってのけた。そのあたりアルの実力がうかがえる。


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