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L&R −出会いそして依頼その1−
【ファンタジー その他小説】

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L&R −出会いそして依頼その1−-7

第4章 爆弾発見!

そう思ったとき・・・
シュッ!
空気を切り裂く鋭い音がした。
「・・・・・へっ?な、なんともない。」
それなりの傷を覚悟していたあたしは思わず間の抜けた声をあげてしまった。
よくよく見ると目の前には真っ二つに断ち切られた魔物の死体。
こいつは確か・・・獣系の下の上級くらいの魔物で『ウィングラット』だ。
とにかく素早くて一般の剣士くらいでは到底とらえられない。
それを捉えたうえに真っ二つ、しかもこの様子ではウィングラットは自分が切られたことにすら気付かず
絶命したのだろう。
正直これは一流とか達人とかそういったレベルの技ではない。
「もしかしてアルがやったの?」
「あぁ、そうだが。大丈夫かエル?」
「あたしは大丈夫よ。それよりアル!あんた一体何者なの?!」
「何者って・・・いや普通の旅の剣士だけど・・・たまに傭兵みたいなこともしてたけどな。」
「ってことはなによ、師匠もいないわけ?」
「師匠か・・・あ、俺がまだ旅を始めたばっかりの頃、同じく旅の剣士っておっさんに教えてもらったよ。
名前はなんていったかな・・・そうそう、ガロスだったかな。」
『ガロス?!』
あたしとキャロトの声がかぶる。やっぱりキャロトも知ってたか。
それだけの有名人なのだ。大戦時代にあげた武勲は数知れず、一介の傭兵にもかかわらず国王の相談役まで
務めた。こう聞くとおっかない人かと考えがちだが、人格者としても知られ国王に国民の貧困救済を進言するなど
ある意味国王よりも国王らしい人だったという噂だ。当然その剣の腕はとんでもないもので、切られた相手はそのことにすら気付かない。また、ただの木の棒で岩を切り裂くなどとんでもない逸話もある。
大戦が終わり突如行方不明になったらしいのだが・・・まさかこんなところに弟子がいるとは。
「アルさんそれってとんでもなくすごいことですよ?!」
キャロトは興奮した様子で話しかけるが、アルはしれっとして
「そうなのか?俺はただの気のいいおっさんかと・・・君は天才だ!なんて褒めてくれたし。」
「なっ・・・・・」
もはや言葉もない。あの伝説の剣士に天才とまで言わせたというのか?!
う〜んただのおばかさんかと思ってたけどとんでもないやつだったらしい・・・。
「あれ?でもアルさんそんなに剣がつかえるのに、なんで銃ももってるんですか?」
たしかにその通りだ。これほどの腕があれば銃なんぞ必要ないだろうに。
「あぁ、これか。これは骨董店で見つけて一目ぼれしてな。かっこいいだろ??」
よ、ようすにただの飾りってわけね。
それにしても変な銃である。よく見れば弾を入れるところもない。
ま、きっと安物をつかまされたのね。

などと驚きの逸話を聞くうちに目的の場所に着いたようだ。
「キャロト、ここで間違いないのね。」
「はい、確かに発信機はここを指してます。」
そう、実はチャネリウム爆弾には万が一に備え発信機がつけてあったのだ。
あたしたちはそれをたよりにここまでやってきた、というわけである。
ところが・・・
「ねぇアル。な、なんもなくない?」
「だ、だよなぁ。」
「おかしいですね・・・。ほんとにここを指してるんだけどなぁ。」
チャネリウム爆弾は今回30グラムの爆弾だが、森の中といえど場所さえ分かれば簡単に見つかるはずなのだが・・・。


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