魔法使いの告白 8-4
「ぅん… あん ゃはぁっ…」
気持ちいい。
転がされるまま形を歪ませる尖った乳首。
ちゅぷ。
音を立てて、くちびるが離れる。
温かな手のひらにつつまれ、ゆっくりと揉み上げられる。
「んふっ… はぅ…ん」
くちびるがもう片方の乳首を捉える。
息が上がる。でも、身をよじらせながら笑っている自分がいる。
指が腹をすべり下りてゆく。その先は。
「あんっ。 や…」
長い指が忍び込んでくる。
「濡れてるよ」
圭さんが顔をあげて笑った。
いじわるだ。圭さん、いじわる。
指が押し広げるように蠢く。
「あゃっ… んぁっはっ」
指が入り込んでくる。
「感じる?」
「ん。」
私はてれ笑いで正直に頷いた。
圭さんの身体が私の脚を割って入る。
指が入ってきて、出し入れを繰り返す。
ちゅ…くちゅ…くちっ…。
音が聞こえてくる。
「あっ… ん… あっ…あっ!」
中を探っていた指が小刻みに震える。
「やぁっ… あぁぁっ…あっ…」
執拗にポイントを狙ってくる指に首をふって、身体が無意識に上に逃げようとする。
指は意外にすんなりと引いた。
抜けたとたんに溢れてこぼれたのが分かった。
圭さんの身体が私の頭上に上がってくる。
さらに上に腕が伸びる。
見上げたら、圭さんの指先がベッドサイドに置かれたコンドームのパッケージを摘んでいた。
つけてくれるんだ。
嬉しかった。
私の足許でパッケージを破く音がする。
「ちょっと待って」
「うん」
でも、待つことなく硬いものが私の秘部に触れてきた。
「ん…」
馴染ませるように擦りつけていたが、やがてソレは蜜壷を捉えた。
圭さんの手が私の太股を押し上げて脚をひろげた。
いつもの焦りに似た恐怖心はなかった。圭さんにすべてを委ねていた。
少しずつ侵入してくる。