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魔法使いの告白
【女性向け 官能小説】

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魔法使いの告白 8-3

シャツを脱いだ圭さんは意外なぐらい、大きくみえる。
ぎゅっと抱きしめられて、それだけで嬉しくなる。ほっとする。

ゆっくりと圭さんの温かな背中に指を置く。背中に回した腕の感覚が孝文とは違う。
そうか、師範代なんだよね。
TVでみるプロスポーツ選手の重量系とか言われるような体格ではないし、細身な印象だったのだけど。
隆起してハリのある筋肉は実用的に鍛えられていると素人目にも分かる。
体脂肪率も低そう。

圭さんがもぞもぞと動く。

「あ…」

小さな乳房にやんわりと触れてきた。

抱きしめられて、妙に安心していたのが不思議。
そうだった。圭さんは『ほしい』って言ったのだった。

優しく揉まれながら、伸ばした首にくちづけられると身体の奥がキュンと熱くなった。

「ほら。柔らかくていい感じ。…ね?気持ちいい?」

私は頷いた。
けど、やっぱり恥ずかしい。

「んっ…っ」

指が乳首を捉える。
私は必死で出そうになる声を飲み込んだ。
だって、もう「淫乱」なんて言われたくない。

ふいに圭さんの腕が伸びて、私の眉間を、ぽん。と指の腹で触れた。

「大丈夫。力を抜いて。身体の好きにさせて」

触れられて眉間にシワを寄せていることに気が付く。

「我慢してると気持ちいいのが逃げちゃうよ?」

圭さん、意外にスケベ。

「でも」
「乱れたっていいんだよ。声を聴かせて」

耳元でささやく。

「あっん…」

乳首を摘み上げられて、身体が反る。

「僕を感じて。鳴いて。」

本当にいいの?大丈夫なの?

不安な気持ちを、顔を上げた圭さんの笑みが消し去る。
私は口角をきゅっと上げて微笑み返した。
私だって、圭さんに全部あげたい。

「硬くなってるよ。美味しそう」
「やだぁ…」

圭さんの頭が下がってゆく。
少し緊張する。

「あ… あ!あ…っ」

あたたかな温もりが突起を濡らす。軽く噛まれて大きな声が出てしまう。

「可愛い。もっと鳴いて。その方が僕は嬉しい」

圭さんは舌先で突起を転がしては吸い上げる。


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