投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

愛を囁くよりも先に…
【OL/お姉さん 官能小説】

愛を囁くよりも先に…の最初へ 愛を囁くよりも先に… 14 愛を囁くよりも先に… 16 愛を囁くよりも先に…の最後へ

愛を囁くよりも先に…加藤美緒の秘め事…-6

だが、そんな思考を停止させるのは男の愛撫。

唾液と加藤の体液で、加藤のそれは妖しく光る。

「あっ…ん、指…もっとっ…!」

「しまってる…ここ」

普段は加藤の下で加藤が腰を動かしているのを眺めている男も、今日はここぞとばかりに愛撫に集中して、卑猥な言葉を投げかけていた。

「しまっ…てる…?」

「ああ、すごいよ…。お前のここ…」

「――んんんっ!!」

ぎゅうぎゅうと締め付けるそれの中で、男が無理矢理指を動かす。
加藤の腰が自然と浮くほどに震えていた。

「あっ…ああっ!!イクっ…ん!!」

男はゆっくりと指を抜き、ベッドの横にある備え付けのテーブルの上からコンドームを取る。

加藤は男をじっと見つめながら、荒い吐息を吐いていた。

加藤は脚を開いた。
その部分を、見せつけるように。

「欲しいから、早く…きて…」

男はごくりと唾を飲み込み、我慢できないというようにコンドームを素早く装着する。

そして加藤のそれにこすりつけると、加藤が挿入を促すように男のそれをつかんだ。

「ふふ…ここ…カチカチじゃない。早く、犯してよ…」

その言葉が引き金で。

男は、自分の体重を精一杯かけると加藤のそれにねじこんだ――

「んっ…あ…入って、るっ…!!」

「すごいよ、ここ…」

いつもにはない興奮に、男はめちゃくちゃに腰を動かす。

加藤も、普段では得られない快感に酔いしれている。

だが。

加藤の頭の中によぎるのは――



金澤純と三沢秋。


偶然ドアを開けて見てしまった、あの光景。
服も脱いでおらず、ただ抱き合っているような格好ではあったが。


(あたしには無理だと、実感させられたの…)



「ああっ…!もっと、もっとして…!!」

押し寄せる快感の波が加藤を襲う。



その波にずっとまかせていることができたらどんなに楽だろうか。



そんなことを加藤は思いながら、自分の上に乗っている男を抱きしめていた。


愛を囁くよりも先に…の最初へ 愛を囁くよりも先に… 14 愛を囁くよりも先に… 16 愛を囁くよりも先に…の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前