愛を囁くよりも先に…社長との秘め事…-7
「だめっ、あっ…ああっ!!」
その声の後、小刻みに、社長の腰が震え出す。
舌を離し、指をゆっくりと抜いてやると手は社長の体液でキラキラと光っていた。
「イッ…ちゃ…た…」
普段は男を寄せ付けないオーラを放つ社長が、俺の目の前でこういう状態でいるのが信じられない。
――そしてそのことが、嬉しい。
「社長…」
「ん…?」
こういうことを、社長に言っていいんだろうか…と思いながらも口に出してみる。
「俺のも、してくれますか…?」
社長は、俺の意に反してクスッと笑った。
「――いいわよ。ここに座って?」
そう言う顔は、先ほどの恥ずかしがるような顔と違ってとても妖艶で。
社長の体から離れて、期待をしながらソファーに座ると社長が起きあがる。
そして俺の頬に手を触れて、俺はキスされた。
唇が舌でゆっくりとなぞられるたびに、それがビクン、と反応するのがわかる。
――体中が熱い。
社長はソファーに膝をついているが片方の膝は、俺の脚と脚の間にあり、それが俺のそれに当たっている。
「三沢の、かたくなってるね。膝に当たってるのわかる…」
社長はクスッと笑うと、ソファーからおりる。
ズボンの上からその部分を何度も何度もさすられて。
「熱いよ…?」
じらさないで下さい――そう言おうとしたくなるくらい、それが痛いくらいに腫れている。
もう、俺は我慢ができなくなって自らベルトを外し、ズボンと下着を同時にずらすと、勢いよくそれが飛び出す。
社長は俺のそれをじっと見つめてから、指先でなぞる。
それの上から下へ。
そして、やっとそれが社長の手によって握られる。
「も…、じらさないで下さい…」
荒い吐息が思わず漏れてしまう。
社長は俺を見て微笑むと、いきなり俺のそれをくわえ出した。
「…!!」
急に与えられる快感に、体が反応する。
「社長…!!」
「先の方…味違う…。我慢してたのね…」
俺のそれを握る社長の手が、激しく動く。
――この人…男の話するの嫌なくせに、絶対場数踏んでる…よな。
そう思いながら、うっすらと目を開けると社長と目が合った。