愛を囁くよりも先に…社長との秘め事…-6
…体が熱い。
社長の中に、入りたいから。
「あっ…三沢っ…」
脚を開き、茂みによって隠れるそのクレバスを親指で開いた。
――ピンク色をしたそれが、俺の心も体も誘い出す。
「三沢…あんまり見ないで、恥ずかしいから…」
「すごく、綺麗です」
ごくり、と喉が鳴る。
「こんなの見慣れてるくせに…。
でも、三沢になら…恥ずかしいけど見られてもかまわないって…思う」
俺はその言葉を聞いて、顔を上げ社長を見る。
顔を真っ赤にしながら恥ずかしそうに俺を見る社長は、すごく可愛くて。
「そんないやらしいこと言う女は三沢は嫌…?」
「――まさか」
俺は思わずフッと笑って、社長のクレバスに舌を這わせる。
「三沢…!」
俺の舌が溶けてしまいそうなほどに、それは熱く、柔らかい。
社長を自分以外の奴から守りたかった。
誰にも社長をとられたくなかった。
今ならそれが納得できる。
もう『俺自身』はあなたを守ることなんかできない。
「あっ…あ…!」
俺は社長のクレバスから、いちばん敏感な部分に舌の位置を変える。
そしてその代わりに、右手の人差し指と中指をクレバスに添えた。
「あっ…ああんっ!!」
くちゅっと音を立て、指が社長のそれに飲み込まれていく。
指を動かすと、押し出されそうなほどにその中はきつく、熱い。
「んんっ…三沢っ…」
舌先で感じ取れる、その敏感な部分のかたさ。
そこを責めるたびに、キュウキュウと指が締め付けられる。
だけど、俺はその締め付けに逆らって無理矢理指を動かした。
「ね…ぇ、三沢…そんなに指動かされたら、あたし…!!」
社長の体がビクビクとはねるように動き、黒いソファーがギシギシと鳴る。
「あっ…三沢っ…!」
冷房のきいている室内なのに、俺の頬には汗が伝っていて。