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西遊々記
【ファンタジー 官能小説】

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西遊々記C-2

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嫌な夢を見た・・・
夜中 あたしはベッドで目が覚めた。
全身汗でベッタリだった。

三蔵が知らない女性と・・・
夢であったとしても胸が締め付けられる思いがした。


三蔵に対し、予想もしなかった感情が湧きあがる。
でもあの光景を見てこんな気持ちになるなんて。
とりあえず着替えよう。
枕元の小さなランプをつけ、ベッドから降り、パジャマと下着の替えを取る。

全裸になり新しい下着に手を伸ばそうとしたその時 何かがあたしの手をつかんだ。

「・・・・!!!」
悲鳴を上げそうになるのを必死に抑える。
心臓が飛び出しそう

「いい身体してんなぁ・・・」
暗闇の中の声の主は ヒヒヒ と不気味な笑いを含ませながら言った。

手はまるでサルの手。腕は毛むくじゃらであたしをつかむ指は節くれごつごつしている。
身体は闇の中だから 恐ろしいほどに長い腕だ。

あたしは両手をつかみあげられ、ベッドに押し倒されてしまった。

「ちょっ・・・ 何すんのよっ!」
必死に暴れるけれど がっちりつかんだ手は微動だにしない。
声の主が現れた。赤く血走った目にむき出しの牙。
大きな猿の化け物だ。予想はしていたけれど、目の当たりにするとやっぱり怖い。

「やさしくするで、イヒヒ・・・・そんなに暴れるなや」
大猿はヨダレを垂らしながら あたしの首筋を舐めあげる。
おぞましくて鳥肌が立つ

助けて・・・三蔵・・・

大猿に胸の突起をなぶられ、無理やり両足をこじ開けられる。
「ヒィっ ウマそうやなぁ」
ざらざらの舌があたしの敏感な部分に触れる。
「ヤっ!!!辞めて〜っ!!!」
手と足をがっちりと組み敷かれ 身動きが出来ない。
それでもあたしは必死にもがいた。

「うめ〜なぁ うめぇ」
大猿は我を忘れたようにあたしのソコをなぶり始めた。
ああ・・・ダメっ

三蔵が施してくれた 浄化の業の感覚がよみがえる
身体がどんどん汚されていく

なんとかこの場を回避しなければ・・・

あたしの右足を抑える力が弱くなっている
夢中になっていて気づかないのだろう

思い切り身体をよじって右足を引き抜く。
そして 大猿の背中にこん身の力をこめて「かかと落とし」をお見舞いした

「ん?・・・何かしたか?イタずらはいけねぇな」
大猿はにやりと笑い あたしの敏感なソコに大きなモノをあてがう

もうだめだ・・・・
絶望感が全身を駆け抜ける


お願い 助けて・・・・三蔵・・・

下腹部に激しい痛みを感じると同時に あたしは意識を失ってしまった。


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