投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

西遊々記
【ファンタジー 官能小説】

西遊々記の最初へ 西遊々記 6 西遊々記 8 西遊々記の最後へ

西遊々記C-1

「三蔵…」
ここはとある宿。書物に読みふける三蔵の背後から悟空が抱擁をする。
そしてその手を着衣の合わせ目から中に滑りこませた。
「…辞めてくれ…。今はそんな事をしている場合ではない。」
悟空からの明らかな情事への誘いを三蔵はやんわりと振りほどいた。
「最近冷たいよな。」
拗ねたようにそうつぶやくと 悟空は部屋を出て行った。

コンコンとノックの後、ひとりの女性が入ってきた。碧いストレートの髪が印象的だ。
「久しぶりね、三蔵」
「その声は蘭か?」
振り向きもせず、三蔵は言う。
「会うのは五年ぶりね。」
「しばらく会わない間に美しくなったな」
やっと向き直る三蔵に蘭と呼ばれた女性はしなだれかかるようにして三蔵の首に腕を絡ませた。
三蔵も蘭の細くしなやかなウエストを己にグッと引き寄せる。
熱い抱擁と口づけは終わる気配もない。二人はどちらがともなくベッドへと倒れ込んだ。

「…ンはっ…」
うっとりとした瞳で蘭は三蔵を見つめる。そして手は三蔵のいち物へと伸ばす。
「相変わらず元気なのね…」
耳元でそう囁くと、ねっとりとその大きさを楽しむようにその手を動かした。
「んぅっ」
小さく呻く三蔵

二人ともいつの間にか一糸まとわぬ姿になっていた。
蘭の透き通る程にキメ細やかな肌。
その大腿の間に三蔵は割って入る。滴る程に潤みを帯びた中心は妖しくヒクついている。

「…来て…」
三蔵の猛々しいモノを 己の内部に導くと蘭は歓喜の悲鳴をあげた。
三蔵は表情を変えぬままその腰を優しく、そして激しく打ち付ける。

「あっ…あンっ…き…もち…い…。ステキよ…もっと…」
三蔵の背に赤い爪痕が浮かび上がる。
蘭の中は三蔵のモノに絡みつき締め付けた。
三蔵の引き締まった身体にしっとりと汗が滲む。

身体で激しい動きを受け止めながらも、蘭はさらに三蔵の唇を求める。
舌同士が絡み合い、あふれ出た液は蘭ののど元まで濡らした。
「あぁ〜ッ イッちゃうっ!!!イクっ・・・ イク〜ッ!!」
ビクン と蘭の身体が大きくのけぞった。

******************

「これが最後だ」
「なんですって!?」
着衣を整え静かに話す三蔵に、蘭はキッと向き直る。
「もう帰るんだ」
「やっと会えたのに・・・イヤよ!!」
蘭は三蔵にすがるようにきつく抱きついた。
「よく考えろ。お前はここに居てはいけない」
そっと自分の上着を蘭に羽織らせると 三蔵は部屋から出て行った。


「あの娘なのね・・・あの娘さえいなければ・・・」
三蔵の着物をぎゅっと握り締め、低くつぶやく。
蘭は部屋に備え付けてあった鏡に手を伸ばし、そして 静かに瞳を閉じた。


西遊々記の最初へ 西遊々記 6 西遊々記 8 西遊々記の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前