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Forced Smile
【青春 恋愛小説】

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Coy Smile〜恥ずかしそうな笑顔〜-1

どうもこんにちは、澤田信也です。
今回のお話は由美と付き合ってまだ一週間も経っていない時のお話です。

Coy Smile〜恥ずかしそうな笑顔〜

「キスはしたのか?」
オレは今クラスの男子数人に囲まれて質問責めにあっている、
オレと由美が付き合っているという事が広まったからだ、
別に隠してたわけじゃないから良いんだけど、こんなに注目されるとは思っていなかった。
「まだしてないよ。」
それにしてもなんで男ってこんなバカなことから聞くんだろうな?
「じゃぁ、なんで橘なんだ?」
今度はそれか、なんかその言い方だと由美だとおかしいみたいな言い方だな
「なんでって、好きだからだよ」
「そ、そうか」
まさか、こうストレートに言われるとは思ってなかったみたいだな、戸惑ってるよ
「どこが好きなんだ?」
次は妙に具体的なこと聞くな、そうだな何て答えるかな・・・
「まぁまぁ信也だって始めての彼女で照れてるんだからそのぐらいで勘弁してあげれば」
お、これで助かるかな?
「え、信也初めてなのか?」
あぁ、今度はそっちに話が行ったよ
「そうだよ。ゴメン、隆に用あるから後でね。」
と言ってオレはそいつを連れてその集団から離れていった。

こいつの名前は沢村隆。
今オレが一番仲が良いのがこいつだな。
隆は意外に気が利く、それに信用も出来る。
まぁ、一つ欠点があるけど、それは追々わかる事だからここでは割愛しておこう。

「Thank you、さっきは助かったよ」
とオレは隆に礼を言った
「まぁ、困った時はお互い様だからな」
「それで何か用か?」
「え!な、なんのことかな?」
と隆はしらばっくれているが、明らかに動揺を隠しきれていない、
「顔を見ればなにかあるのは分かるさ」
「なんだよ、それじゃぁオレがそのためにお前の事助けてやったって言うのかよ!!」
オレのことを助けるってつもりもあったんだろうが、それ以外にもあるのは明らかだな
「それで、なに?」
とオレは無視して促がした
「う、それは・・・」
とちょっと言いよどんでいる、正直最初からほとんど分かっていたが一応分からないふりをして
「なんだよ、はっきり言わなきゃ分からないだろ?」
「わかった、言うよ!実は・・・」
と言おうとしているので、オレは
「由美に加藤さんとの仲を取り持たせるとかはダメだからな」
と会話の途中で切り捨ててやった。
加藤さんとは同じクラスの加藤香織さん、由美が一番仲が言い子だ。
隆は惚れているが全く話しかけられないでいる。
「な!そ、そんなわけないだろ!」
オレはニコニコしながら
「じゃぁ、なんだ?」
と言ってやると、「うっ」てうめいてから
「それは・・・やっぱり良いや!忘れてくれ!」
と言うので
「え?一応、由美に聞いといてやろうと思ったのに。」
と言うと
「ホントか!?」
と目を輝かしながら聞いてきた、さっき否定しなかったか?


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