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Forced Smile
【青春 恋愛小説】

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Coy Smile〜恥ずかしそうな笑顔〜-2

「あぁ、頼んどいてやるよ」
無駄だと思うけど、さっき一応助けられたしな
「ありがとう!」
と本当に嬉しそうに言うなぁ、と思っていると
「あ、あれ」
と隆が指差しながら言うのでオレがその方向を見てみると、由美がクラスの女の子数人に囲まれていた。
「どうやって澤田くん落としたの?」
「いつから付き合ってるの?」
とかそんなことが聞こえてきた
「なぁ隆、そんなに気になるもんなのか?」
と聞くと、隆は
「まぁ、信也と橘さんの組み合わせは意外だったからな、それに信也はクラスでも人気あるから余計にな」
と言うので
「そっか、じゃぁな」
とだけ言って、由美の助けに向かった

「そんなにオレの由美を困らせないでくれよ」
と言いながら由美の手を握ると、周りの女子は驚いたようで
「あ、澤田くん!」
と言っているが由美は赤くなりながら
「オレの・・・」
と呟いていた、オレのさっきの言葉が気になったみたいだな
「その言い方イヤだった?」
と聞くと、由美は無言で首を振っている
「じゃぁ、どうしたの?」
と聞く、分かってるのに聞くオレってイジワルかな?
由美はさらに顔を赤くしてなにも言わない、というか言えないみたいだな。
とかやっていると
「ねぇ、良いかな?」
と遠慮気味に話しかけられた
「あぁ、ゴメン」
周りにいた女子が困り顔になっている
「それでなにが聞きたいの?」
と言うと驚いたみたいで
「え!教えてくれるの?」
と言われたから、笑いながら
「特別に一人一つまでなら良いよ」
と言うと、その子達はなににしようかなとか言っている
「じゃぁ、どっちが先に好きになったの?」
と聞かれたので
「オレは5月の初めぐらいだけど、由美は?」
と由美に聞いてみると
「私もそのくらいかな」
「じゃぁ、両想いだったの?」
「うん、そうだよ」
「へぇ、そうなんだ、じゃぁ次は・・・」
とオレたちはしばらく質問責めにあった。

そして放課後、オレと由美は一緒に下校していた。
「今日は大変だったな」
「そうだね」
オレたちはあの後しばらく質問責めにあっていた
「でも信也くんはすごいよね、あんなに人気あって」
「そんなことないよ」
と言うと由美は少し寂しそうに
「もし私よりカワイくて明るい女の子に告白とかされたら、その子のところに行ったりしない?」
といきなり言われてオレは少し驚いたけど
「なに言ってるんだよ、オレが好きなのは由美だけだよ」
と言うと由美は嬉しそうに微笑みながら
「そっか」
と言うから
「安心した?」
と聞くと
「うん」
と言うから、オレも
「由美はオレのこと好き?」
と聞くと
「え、うん」
と恥ずかしそうに言ってくれたけど
「うん、じゃなくて言葉にしてよ」
と言うと由美は困ったような顔をして
「え、それって?」
と言うから、オレは楽しくて
「そうそう、口に出してよ」
と笑いながら言うと
「えっと、私も、す、、きだよ」
と言ってくれたけど
「え?ごめん、聞こえなかったからもう一回言って」
と言うと、由美はこの距離で聞こえないわけないでしょと言いたげな顔をしたけど、諦めて
「だから、私も、すきだよ」
と赤くなりながら言ってくれた、けどこの顔を見てるとイジメたくなっちゃうんだよね


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