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俺だけの最強彼女
【青春 恋愛小説】

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俺だけの最強彼女A-2

「…咲希?」
「ふぇ〜ん!」
「咲希さーん?玄関じゃなんだから部屋行かない?」
「ふっ、…ぅん。」
コクッと頷くも拓真から離れようとしない咲希。
見兼ねた拓真は咲希を抱えて家にあがった。
部屋に着いてもナカナカ泣きやまない咲希を拓真はずっと抱き締めていた。
「…て…ぃで…」
しばらくして少し落ち着くと、しゃくり上げながらも咲希が何かを呟いた。
「ん、何?」
「捨て…ないでぇ」
「…は?え?何の話?」
「だっ…て、拓真は他に好きな子いるんでしょ?」
「はぁ?」
突然の咲希の爆弾発言に拓真は驚いた。
「見たんだもん…拓真が、女の子と歩いてるとこっ!私、ワガママだから…嫌いになったの?」
潤んだ目でしがみつくようにして下から見上げられると、理性はどっかに行ってしまいそうになる。
だがその前に話すべきことがあった。
「全く話が見えないんだけど?…それってもしかしてこないだ俺が早く帰った日のこと?」
咲希が頷く。
「見てたんだ…。」
しまったとゆうような顔で呟いた拓真を見て咲希はまた涙が出てきた。
「やっぱり…そういうことなんだ…。」
再び泣きだしそうな様子に拓真は慌てる。
「違ッ!そうじゃなくて」
「何が違うのよぉ…」
拓真は一回深呼吸をすると咲希の目をしっかりと見て真実を話はじめた。
「咲希、きちんと話を聞いて。女の子と歩いてたってゆうのは本当だよ」
「…ッ!」
「でも彼女のことが好きとかは有り得ない!ってか一緒にいたの従姉だし、実は…咲希の誕生日プレゼント選ぶのに付き合ってもらったんだ、よね」
「…うそ。」
「本当だよ。ってかその従姉って今年で27才なんだけど?さすがにこんな子供相手しないっしょ?」
「27!?高校生くらいに見えた…」
「見た目幼いからね。童顔だし天然だし、若く見えても仕方ないかな。それにしても…嫉妬してくれるなんてねぇ」
「違うっ!」
顔を赤く染めて反論する咲希が愛しくて堪らない。
(こんな咲希もいいなぁ…可愛くて)
「咲希…」
「ん?」
見上げてくる涙で潤んだ目や上気した頬のすべてが拓真を誘う。
しかも全部無意識だからタチが悪い。
(襲いたくなるな)
「咲希…しよっか。」
思ったときには声に出ていた。
「ふぇ?えっ?何で?」
状況が読めない咲希は慌てるが拓真はヤル気満々だった。
咲希を押し倒すと軽く抵抗されたが、キスをすると力は抜けた。
「た、拓真?ちょっ!」
困惑気味な咲希を押さえて耳元で囁いた。
「心配かけたのはだぁれ?俺がどんだけ心配したと思ってんのかねぇ?悪い子にはオ・シ・オ・キ。」
咲希の体がびくっと震えたのがわかった。
(こんな反応されるとイジめたくなっちゃうなぁ)
拓真のSっ気が目覚めた瞬間だった。
耳を舐めると咲希が小さな声を洩らす。
「アッ…」
耳や首を責めながら服のボタンを外していく。
「ふぅ…っん」
そのまま徐々に下にさがり鎖骨、胸元に軽くキスをするが核心にはふれない。
しばらくそのまま触れるか触れないかの愛撫をしていると、咲希が催促の声をだす。
「ゃ…ちゃんとしてぇ」
拓真は小さくクスっと笑うとソコに吸い付く。
「ぁあっ…ぁん!」
(んー、イイ声♪たまには弱気な咲希ってのも可愛くてソソるなぁ…)
お腹、脇腹、太ももを触りながら胸への愛撫を続けていると咲希が足を擦り合わせてモジモジし始めた。
言いたい事はわかるがあえて知らないフリをする。


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