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ノラ・バッド
【ファンタジー 官能小説】

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ノラ・バッド-7

その後、施設へ連れていかれて、そこで暮らすことになりました」
「君も大変でしたね」神はこんな子にまで手を出して笑おうとする。ひどいセンスだ。
女は俺の胸にキスをした。 「どうか、不浄な体を清め、不浄な心を癒してください」
「それなら、腕の包帯をほどいてくれよ」
「それはしちゃだめといわれてるわ。できるのはこれ」股間の物を口に入れてくれた。
それは小さいままなので、女の口にでも全部が入った。
≪女がしてくれるというのに、俺がして何が悪い≫
「君は不浄なんかじゃないよ。神にもらった命を生きようと、できるだけのことをしただけなんだ。不浄とは君をそんな風に追い込んだ者たちの心だよ」
「ありがとう」女はずり上がって、手首の紐をほどいてくれた。
女のとがった乳房が顔に当たり、押し付けられる。
その乳首に吸い付いた。
手が自由になると、乳房を包み込んで、「神だという俺の手を見てごらん、俺はこの手で、きれいなものも汚いものもさわってきた。いいことも悪いこともした。でも、手はただの手なんだ」
俺は女の足を少し引っ張って、体をまたがせる。目の前のパンツに手をやり。そこを押し、こすってやった。
「それはだめ。お医者さまに怒られちゃう」言うが、止めようとはしなかった。
「この手が犯した罪で切られるとしたら、落ちるのは手ではないんだよ、それを動かした体の方なんだ。君は何も悪くない」
パンツを横にずらし、そこに顔をうずめる。
≪俺のものが硬くならないことも呪いじゃない。逆に、俺に罪を犯さないよう、救ってくれていたんだ≫
そう考えていると、女の口の中でオレのものが硬くなっていった。
根元をつかんでゆっくり上下に動かしてくれる。
オレは自分の姿にびっくりした。 ≪オレはできるんだ≫
動かす手が早まった。とたんに白いものが女の口にあふれた。女はびっくりして手を放した。そして起き上がると、周りを見回す。
オレをはじめて見るような顔をして、ひきつるようにうめくと、口に手をやる。
逃げ出そうとして、途中、床の患者着を抱えると、ギプスの足を引きずりながら、出ていってしまった。
≪いったいなんだ。何が起こったんだ≫オレは見送るしかなかった。
≪ドクターに報告をしに行ったのか。それとも、考えたくはないが、ひょっとしたら、惑わされて相手をさせられただけの患者なのか≫ オレはベッドを殴り付けた。
≪そういえばあの生い立ちも、あまりにもできすぎている≫
すべてが嘘だと気が付くのが遅すぎた。
≪どうしようもない≫ 丸くなると、あとは眠るしかなかった。

―――体を触られる感覚に目が覚めた。
締め切ったカーテンの隙間から、夕日が漏れ入ってきる。その薄明かりの中で、あの女の子が前のめりになって、オレの患者着をひらいていた。
女の子は俺の一物に触っている。大きくなったものを握って、しごいている。
それからベッドの上に乗り患者着をまくると、俺の上に乗ってくる。
暖かく湿ったものが俺のものを包み込んでくる。―――

「いつまで寝ている。起きなさい」あのドクターがいた。
俺は唸り声を上げる。
「気分はどうです」
「もうなんだってできる」俺は今の夢の成果に酔いしれていた。大きくなっているのだ。
「そうですか。では、明日にはその骨をなんとかしましょう。ちょっと痛いかもしれませんが、ひとつひとつ治してあげますよ」
「あれで、痛くはなかったと言うんですか」
「痛みとは危険を知らせる信号でもありますが、危険に対処せよという体への命令でもあります。より大きな効果にはより大きな犠牲が必要なのです」
「何かをしてもらうためには、何かを返さなければならない。等価交換というやつですか」
「等価とは、金100gを作るのに金が100g必要ということです。それでは意味がない。価値というものは人や物によって、流動するものです。最小の対価で最大の効果を得ることこそ匠といえるのですよ」
ドクターが部屋を出て行った。
≪これは本物だ。今の俺には、なんだってできるんだ≫
はだけた患者着の間から、まだ大きなままの自分のものを眺めた。
≪思うがままにやれる。みんなには許されていたことが、できるんだ≫ 笑いが出て来た。
今まで、何度も果たせなかった思いが出て来る。
それはつらく苦しかった思い出ではない。『怒り』が一番近いのだろうか。
女を思い出した。 ≪逃げ出して済んだと思うなよ。誘惑したことを後悔するんだな。おまえで試してやる。これは治療なんだ≫ 惑わされたかなんてどうでもいいことだ。≪俺にふれたのが間違いだ≫


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